今週、米国に拠点を置くコーポレーティブ保険会社( Co-operative Insurance Companies)が、損害管理に関連する費用の削減するために、ベタービュー社のリモート・プロパティ・インテリジェンス・プラットフォーム(Betterview’s Remote Property Intelligence Platform)を採用したことが発表しました。
1915年以来、バーモント州とニューハンプシャー州の住宅、農場、商業施設を引き受ける相互保険会社のコーポレーティブ保険は、長年、最適な保険引受けを行うためのリスク評価を内部損害管理部門(Internal loss control department )に依存してきました。Betterviewは、損害保険会社に実用的なプロパティ・インテリジェンスを提供するインシュアテック企業です。
「このような小さな会社なので、専門の損害管理チームを持つことは、常にある種の贅沢でした。」と、コーポレーティブ保険の社長であるリー・ダウジェヴィッツ(Lee Dowgiewicz)氏は述べています。「専門の損害管理チームは、保険契約の締結前や更新前に、何千もの物件を検査してリスクレベルを評価します。Betterviewは、このプロセスを合理化するツールを提供してくれました。これにより、査定員をどこに派遣するかをより選択できるようになり、経費を削減することができました。」
Betterviewの「リモート・プロパティ・インテリジェンス・プラットフォーム」は、統合された「Property Insightツール」と「Roof Spotlight Index」を含め、航空写真、独自の機械学習(ML)アルゴリズム、第三者パートナーデータを活用して、コーポレーティブ保険などの損害保険会社が保険契約のライフサイクルのすべての段階におけるリスクをより良く理解できるようにします。これらの分析はすべて、同一の環境に格納され、新しい保険契約に関するリスク選択データを引受け事務にダイレクトに変換します。
「当社のプラットフォームにより、保険会社は契約物件に足を踏み入れる前にリスクを理解し、行動を起こすことができます。」と、Betterviewの共同創設者兼最高執行責任者であるデビッド・トビアス(David Tobias)氏は述べています。「コーポレーティブ保険は、どの保険契約を引き受けるか、どの物件を評価するめに査定員チームを派遣するかについて、今後さらに選択的になることができます。当社のプラットフォームを引受けおよび損害管理のワークフローに組み込むことにより、コーポレーティブ保険などの保険会社は、コンバインド・レシオを改善し、将来の損失を予測し、より前向きで透明性の高い顧客体験を構築することができます。」
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2022.1.19