Aviva plc(Public Limited Company:公開有限会社、株式が自由に取引される有限責任会社) の国際資産管理事業部門であるAvivaインベスターズ(Aviva Investors、賛助会員)は、Insurance Asset Riskが主催するUK&Europe Awards 2022で、「Stewardship Initiative of the Year」と「Climate Mitigation Investment Initiative of the Year」の2つの賞を受賞し、表彰されました。
「Climate Mitigation Investment Initiative of the Year」の受賞にあたり、審査員は、昨年発表されたAvivaインベスターズの「Climate Engagement Escalation Programme」に注目しました。このプログラムは、「システム上重要な炭素排出社30社」に対して、2050年までにスコープ3排出量を正味ゼロとし、気候変動に対する即時の取り組みを示す強力な移行工程表を確立をするように求めるものです。
スコープ1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業過程)
スコープ2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
スコープ3:スコープ1,スコープ2以外の間接排出(事業者の関連する他社の排出)
また、Avivaインベスターズは「Stewardship Initiative of the Year」も授与されました。審査員は、同社が「政府を含む関与の成功に関する証拠を伴う明確な戦略を示した」と評価し、不十分な事業慣行を指摘し、事業戦略における持続可能性を推進したと述べました。マクロレベルでは、審査員は、「金融システムのグリーン化のための中央銀行・監督者ネットワークへの関与」と「気候変動対策のための財務大臣連合への参加」の取り組み評価しました。
また、審査員は、決定の理由の一つとして、Avivaインベスターズが21人の財務大臣と中央銀行総裁に手紙を送り、同社が保有する債券の発行体と結びつける活動の指針となる優先順位を設定する、国レベルでの「Climate Engagement Escalation Programme」も挙げました。
Avivaインベスターズの保険関係責任者であるアレックス・ウォートン(Alex Wharton)氏は、次のように述べています。「当社の投資チームが企業、政策立案者、業界団体、政府などと連携し、低炭素社会への移行を促進し、当社の顧客にとって重要な変化をもたらすために行っている実質的な取り組みが評価されたのだと思います。この活動は、投資家が企業の行動に影響を与え、最終的にはより良い投資パフォーマンスを実現するうえで基本的に重要です。」
Avivaインベスターズは、ICMIFの賛助会員として、5月16日から18日にドイツで開催されるICMIF再保険関係者会議(MORO)と、 2022年10月にローマ(イタリア)で開催れるICMIF100周年記念会議に参加します。
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2022.3.17