医療防錆組織のMDU(Medical Defense Union)は、ウクライナや他の紛争地帯から逃れ、NHS(国民健康保険サービス)での診療再開を希望する医師に対して、初年度の会費を免除すると発表しました。
これは、イギリスの医師会(GMC)が、戦争から逃れてきた医師からの申請を迅速に処理することを計画しているというニュースを受けてのものです。MDUの会員資格を申請する医師は、最初にGMCの登録が必要です。NHSの補償対象業務に従事する会員は、最初の1年間は無料で会員になることができます。
MDUの最高経営責任者であるマシュー・リー(Matthew Lee)博士は、次のように述べています。「ウクライナ戦争をはじめとする紛争地域から逃れてきた医師をはじめとする医療従事者は、本当に恐ろしい思いをしてきました。私たちは、イギリスに到着したこれらの人たちにNHSの診療所での最初の1年間、無料のMDU会員資格を提供し、支援したいと考えています。これは、医療従事者がウクライナやその他の被災国の同僚と連帯していることを認識したものです。」
「もちろん、影響を受けた医療従事者が安全に帰国できるようになることを願っていますが、それまでの間、彼らが診療を続けられるように支援したいと思います。」
無料会員資格は、GMC登録の後、1年間適用され、既存のMDU会員は除きます。医学生の会員資格はすでに無料であるため、紛争地帯から逃れてイギリスで医学を勉強し続けている人々も入会を勧めます。
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
https://www.icmif.org/news_story/mdu-offers-free-membership-for-doctors-fleeing-war-in-ukraine/
掲載日付2022.3.29