アナドール保険(Anadolu Sigorta)は、ミレニアル世代を対象としたデジタル・シゴルタの「juno」モバイルアプリケーションで、「2022年度セレント・モデル保険プログラム」のカスタマー・エクスペリエンス・トランスフォーメーション部門の受賞者の1人として発表されました。
セレントモデル保険会社賞(Celent Model Insurer awards)は16年前に創設され、保険業界で成功するために不可欠な様々な分野における技術の効果的な活用を評価し、実用的な知見と革新の例を提供しています。顧客体験の変革は、保険会社にとって差別化を図り、持続可能な成長を推進するうえでますます重要になっています。この受賞は、アナドール保険が見込み客、保険契約者、代理店、ベンダー、その他の関係者の経験を向上させるために行っている活動が評価されたものです。
1925年に設立されたアナドール保険は、今日ではトルコ最大の保険会社の1つです。同社の「juno」は、ミレニアル世代の需要を十分に満たしていない変化する消費行動とサービスの期待の両方に対応できるように設計された保険商品を提供します。
セレントは、アナドール保険の「juno」開発の経験は、保険会社が新規顧客の明確な特定部分を取り込むためのデジタル・エンド・ツー・エンド・プラットフォームを設計、開発、展開する際に役立つケーススタディになると述べています。
セレントは、デジタル・エンド・ツー・エンド・プラットフォームは、最終的に顧客が価値観や考え方を共有する幅広いコミュニティの一員であると感じられるようにする必要があり、アナドール保険の「juno」とサービスはその良い例であると評価しています。アナドール・シゴルタの提供するサービスは、デジタルに精通した若い世代のターゲット顧客と深く共鳴する、魅力的な価値提案と関連サービスを特徴としています。
アナドール保険がセレントモデル保険会社商を受賞者として発表されたのは今年で2年連続です。2021年には、ソーシャルネットワーク分析による組織化された不正検出により、「データ・分析・AI部門」で受賞しています。機械学習機能とデータセット統合を使用した不正検出のこのユースケースは、ソーシャルネットワーク分析におけるグラフ理論の応用により、保険業界における疑わしい個人と保険金請求を特定するものでした。
マホメット・アバクー(Mehmet Abacı)次長はこの受賞について次のように述べています。「昨年、アナドール保険は、「ソーシャルネットワーク分析による組織的不正の検出」プロジェクトで同コンテストで賞を獲得しました。今年も、従来の保険理解とは異なる体験を提供するモバイルアプリケーション「juno」が世界的に評価されたことを光栄に思います。」
ケレム・エルバーク(Kerem Erberk)次長は、顧客の生活を楽にする実用的で高速なデジタル保険ソリューションへの保険会社の取り組みは、日を追うごとに勢いを増していると付け加えました。「私たちの成功が認められたことは嬉しいことですが、それと同時に私たちの仕事がどれほどうまく進んでいるかを示すものでもあります。若年層を中心に、様々なサービスや体験を訴求する「juno」を展開することで、今後も新しいアプリケーションの最前線に立ち続けていきます。」と述べています。
アナドール保険がソーシャルネットワーク分析を介して組織的不正を検出する方法のケーススタディは、2021年のICMIFウェビナーで取り上げられました。これは「デジタル・ミューチュアル」シリーズの一部です。 このウェビナーシリーズは、主要な相互/協同組合保険会社が技術の力を利用して事業をデジタル化し、デジタル化と革新を総合戦略に統合する方法のケーススタディを特集しています。この中で、ICMIF会員団体が、ますますデジタル化する世界に適応するためにビジネスモデルの変革しを模索している中で、デジタルエコシステムにおける新しい技術機能、デジタル改革、戦略的業務提携の事例を紹介しています。
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2022.3.30