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コーポレーターズ(カナダ)は、洪水リスクのモデリングと分析のスペシャリスト企業であるGeosapiensに資金を提供します

Spring Flood in Bracebridge, 2019

コーポレーターズ(Co-operators)は、洪水リスクのモデリングと分析を専門とするカナダ企業のG​​eosapiensに第1段階の資金を提供しました。この投資により、Geosapiensは2022年末までにカナダ全土に洪水マッピングモデルを展開する予定です。Geosapiensは国土を総合的にカバーすることで、公共機関や政府機関とリスクを共有する上で重要な役割を担う保険業界の顧客ニーズを適切にこたえることができるようになります。

「Geosapiensが成長を続ける当社の戦略的パートナーシップ名簿に加わることを嬉しく思います。」と、コーポレーターズのP&Cビジネスインテリジェンス担当副社長であるクレメント・ブルネット(Clément Brunet)氏は述べています。「気候関連リスクの頻度と重大性が増すにつれて、気候変動に強い地域社会の構築に注力することが重要になります。Geosapiensへの投資は、カナダの人々に洪水の危険性をよりよく知らせ、最も高いリスクにさらされている人々の洪水被害を軽減するための協力機会を生み出します。」

「カナダの保険業界におけるこのような重要な会社からの戦略的投資は、Geosapiensにとって重要な節目となるものです。これにより、カナダで最も正確な洪水モデルの展開を加速させ、正確で信頼性の高い情報は顧客がリスクに備えるのに役立ちます。」と、GeosapiensのCEO兼共同創設者であるハキム・アジリ(Hachem Agili)氏は述べています。

Geosapiensは、動的で予測的な洪水マッピングと、財産や人々への洪水の影響評価を提供するWebベースの製品とサービスを販売しています。Geosapiensの製品には、建物レベルでの洪水リスクの財務モデリングも含まれています。

Geosapiensは、保険業界、土地管理者、緊急サービス、不動産関係者のために進歩を続けます。その最終的な目標は、特に気候変動の状況下において、リスクに対する社会の回復力を高めることです。その目標を達成するために、Geosapiensは、リスクモデリングの長年の経験を持つ専門家のチームや国立科学研究院(INRS:Institut national de la recherche scientifique)をはじめとする民間および学術パートナーのネットワークと連携しています。

ドイツで開催されるICMIF再保険会議(MORO、2022年5月16-18日)では、気象変動への対応、異常気象と官民パートナーシップ、2021年のドイツ洪水から学ぶ教訓、自然災害の危険性を測定・軽減する技術など、気象関連の議題は取り上げられる予定です。MOROの詳細と登録方法の詳細については、こちらをご覧ください。

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/co-operators-provides-investment-for-flood-risk-modelling-and-analysis-specialist-company-geosapiens/

掲載日付2022.4.5