ブリティッシュコロンビア州相互火災保険会社(The Mutual Fire Insurance Company of British Columbia。以降、相互火災保険会社)とゲルマニア・ミューチュアルが合併に合意しました。組合員は双方の年次総会で合併賛成を表明しており、合併は規制当局の承認が得られるまでは暫定的なものとなります。相互火災保険の社長兼最高経営責任者であるダリン・ネッセル(Darin Nessel)氏は、新しい相互保険の社長兼最高経営責任者に就任し、ゲルマニア・ミューチュアル(Germania Mutual)の最高経営責任者であるロリンダ・ブッフバーガー(Lorinda Buchberger)氏が事業開発ディレクターに就任します。
ブリティッシュコロンビア州ラングレーにある相互火災保険の本社が新会社の本社となり、ゲルマニア・ミューチュアルの本社は、サスカチュワン州ランゲンバーグの地域事務所となります。この合併により、収入保険料ベースで1億8600万カナダドル(185億6,838万円)の会社が生まれます。
ネッセル氏は、「両社はこの合併計画に期待を寄せています。両社の起源や価値観は同様であるため、永続的なパートナーシップの基盤として、共に強力になれると信じています。」と述べました。
ブッフバーガー氏は、「この合併は両方の組織の規模拡大の目標を後押しし、リスクの地理的分散や組合員に利益をもたらすより強力な資本基盤など、多くの利点があります。」と述べました。ゲルマニア・ミューチュアルは、サスカチュワン州の地方都市で生まれ、活動していることを誇りに思っています。地元の人々、プロジェクト、企業を支援することに重点を置くことは、相互火災保険と一致する共通の価値観です。
相互火災保険とゲルマニア・ミューチュアルの合併進捗状況は、合併が承認されるまで、組合員、ブローカー、その他の利害関係者に定期的に報告されます。
1902年に設立された相互火災保険は、ブリティッシュコロンビア州に本社を置く最初の相互保険会社でした。会社の基盤は、手ごろな保険料の火災保険を望んでいたフレイザーバレーの地元の農家や事業主の努力と献身により整備されました。現在、相互火災保険は安定した収益性の高い相互保険会社であり、保険契約者が組合員になることを選択できる独自の二重保険契約者構造を備えています。相互火災保険は、地域社会に安心と保障を提供することに誇りを持っています。
ゲルマニア・ミューチュアルは、サスカチュワン州ランゲンバーグの農場で何件かの火災が発生した1900年代初頭にその起源をたどります。保険に加入していない農家は、彼らの損失を地域社会に助けられました、この悲劇がゲルマニア・ミューチュアルの立ち上げの契機になりました。今日、ゲルマニア・ミューチュアルはサスカチュワン州で保険商品を提供しています。
※ 文中の金額は1カナダドル=99.83円で換算
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2022.4.14