ギャラガー再保険(Gallagher Re)は、2022年第1四半期の 「世界インシュアテック・レポート(Global InsurTech Report for Q1 2022)」を発表しました。今年のテーマは「地理的傾向と地域の特異性」であり、2022年の最初のレポートとなる今回は、インシュアテックのレンズを通して「アメリカ大陸」を具体的に見ていきます。レポートでは、さまざまなインシュアテック企業、顧客、個人のプロファイリングに加えて、最新のインシュアテックに関する投資データも提供しています。
2022年第1四半期におけるインシュアテックの概要:
- 第1四半期の資金調達は22億米ドル(2,862億8,600万円)を記録したものの、全体的な資金調達額は減少した。ちなみに、前四半期(2021年第4四半期)は53億米ドル(6,896億8,900万円)を記録しており、2022第1四半期の資金調達額は2021年第4四半期の43%に相当する。
- 四半期ごとの総契約件数はほとんど変化がなく、世界で143件の契約があった。内訳は、106件が損害保険系のインシュアテック契約で、生命保険系のインシュアテック契約は37件であった。
- 地理的には、2022年第1四半期は広く多様な四半期となった。契約の47%(67件)を米国が占め、世界では31カ国でインシュアテック投資が行われた。
- この四半期には5件のメガラウンドが成立した。メガラウンド関連の総投資額は6億6,400万米ドル(で、この直近の四半期に投資された全資本の30%に相当する。
※ 文中の金額は1米ドル=130.13円で換算
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2022.4.29