ワワネサ(Wawanesa Mutual Insurance Company）は、カナダ人が気候変動に対してより強い家を作るのに役立つ2つの新しい保険商品を発表しました。商品は、「より強い住宅保険」と「環境に優しい住宅保険」です。「より強い住宅保険」では、住宅に損害が発生した場合、ワワネサが屋根や外装サイディングを被害へより耐性のある材料で修理または交換するための費用増加分を支払います。「環境にやさしい保険」では、損害が発生した場合、ワワネサがエネルギースター評価製品(Energy Star rated products)や環境にやさしい材料で修理または交換するための費用増加分を支払います。
ワワネサのEVP兼カナダP＆Cオペレーションズ・プレジデントのキャロル・ジャーディン(Carol Jardine)氏は、次のように述べています。。「私たちは、相互扶助にもとずく組織として、お客様の気候変動への抵抗力を高め、住宅や地域社会、ひいては地球に与える影響を軽減する責任があると考えます。」
これらの新しい気候適応型保険は、カナダの独立系ブローカーを通してワワネサが提供します。
2021年、カナダの保険会社が支払った気候関連災害による損害額の合計は21億カナダドル(2,130億300万円)を超えました。ワワネサは、これらの新しい気候適応型商品を提供することで人々を支援するだけでなく、カナダ人が住宅、企業、地域社会が直面するリスクを確実に理解できるように取り組んでいます。ワワネサは、Climate Proof Canada、Nature Force、Institute of Catastrophic Loss Reduction、そしてカナダ連邦政府およびカナダ保険局による気候適応活動を通じて、より気候変動に抵抗力のある国造りを提唱しています。また、ワワネサは、悪天候の影響を防止・軽減するためにどのような行動を取ることができるかを顧客が理解できるよう、ソーシャルメディアや教材を通じて実践的な方法を推進しています。
ジャーディン氏はさらに、「私たちは125年以上にわたってお客様の災害からの回復を支援してきました。ブローカーと協力し、気候変動リスクから家を守る方法をより多くのカナダ人が学ぶのを支援できることを誇りに思います。」と、述べました。
※ 文中の金額は1カナダドル＝99.83円で換算
ICMIFサイトの英語ニュース記事（以下にリンクを表示）を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2022.5.6
