ベネバ(Beneva)は、新しい性別確認条項( Gender-affirming clause)を追加し、グループ保険の医療保障を拡大すると発表しました。同社は今後、性的特徴をその人の性同一性に対応するように変更するために医師が行った手術の適格な費用を支払うことになります。
「この新しい条項は、公平性、多様性、包括性というベネバの基本的価値観を反映しています。性別を移行する契約者をサポートする構想を誇りに思います。私たちの目的は、性別適合計画のスポンサーと契約者に可能な限り最高の補償を提供することで、彼らのニーズに合わせたサービスを提供することが重要です。」とベネバのグループ保険担当副社長のエリック・トルーデル(Éric Trudel)氏は述べています。
この新しい条項は、公的オプションで保障されない性別適合手術の費用を保障します。この保障適用を受けるには、まず被保険者が性同一性障害 (Gender dysphoria)と診断される必要があります。
ベネバは、LGBTQ2S+コミュニティの回復力と多様性を毎年祝うプライド月間にこの発表を行うことを選んだと述べています。2022年6月15日に発表した声明の中で、ベネバは、性別、人種、性同一性、宗教、その他の呼称に関係なく、すべてのカナダ国民がすぐに公正に扱われるという確信しています。
公平性、多様性、包括性のための寄付
また、ベネバは、「セントライド・グレーター・モントリオー(Centraide of Greater Montreal、慈善団体)」の「ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン（DEI）基金(Diversity, Equity, and Inclusion (DEI) Fund)」に50,000カナダドル（521万円)の寄付を行いました。この基金の目的は、共に生きるためのセントライドの取り組みを継続することです。LGBTQ2S +コミュニティなど、社会から疎外されているグループは、権利を奪まれた若者に対するセンドライトの取り組みから恩恵を受けることができます。
※ 文中の金額は1カナダドル＝104.20円で換算
ICMIFサイトの英語ニュース記事（以下にリンクを表示）を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2022.6.15
