JF共水連(全国共済水産業協同組合連合会,JF Kyosuiren )は、日本の漁業者を組合員とする全国約900のJF(漁業協同組合)などが会員となり、漁業者(組合員)のために漁業協同組合とともに共済事業を実施する連合会です。
JF共水連は、2021年にJF共済創設70周年を迎えたのを記念し、情報誌「命の声」を創刊しました。「命の声」は、過去に起きたさまざまな大規模災害などから自らの命を守った漁業者の体験や教訓を掲載、浜から浜へ全国の漁業者や漁村地域で暮らす人に伝える「漁業者の助け合い」の情報誌です。
創刊号では、発生から10年を迎えた東日本大震災を特集しています。地震・津波に遭遇した漁業者やJF職員がどのような避難方法で自らの命を守り抜いたのか、JF共水連の「『命の声』編集部」が取材。漁船がすぐに沖に出せる環境にある時は「できるだけ水深の深い海域へ全速力で目指すこと」、「日ごろから海上避難を行う進路を考えておくこと」、「津波に向かって垂直に船を操作して、波を登ること」、大切なのは「船より命」など、漁業者に役立つ、漁業者の生の「声」が掲載されています。
創刊あいさつでJF共水連の福原正純代表理事会長は、災害の発生を止めることをできないとしながら、「経験に基づくこれらの『声』をお届けすることにより、漁業者とご家族の皆さま、漁業従事者や地域の皆様の『命』が守られることを強く念じています」としたメッセージを伝えています。
「命の声」は下記のアドレスをクリックしてお読みください。
http://www.kyosuiren.or.jp/html/inochi/index.html
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2022.7.15