イギリスを拠点に活動しているシンプリーヘルス(Simplyhealth)は、医療保険会社として初めて、持続可能性における大きな実績と将来の環境および社会的責任に関する意欲的な目標が認められ、「B コーポレーション(B Corporation)」に認定されました。
B コーポレーション (事業を善の力として利用することに専念する営利企業) の認定を受けるには、企業は社会的および環境パフォーマンスの高い基準を達成する必要があります。認定において、企業は、労働者、サプライヤー、地域社会、環境への影響を測定する「B インパクト・アセスメント(B Impact Assessment、B環境への影響評価)」で 80 ポイント以上を獲得する必要があります。シンプリーヘルスは、この評価で 91.9 ポイントを獲得しました。
環境に関する特徴は次のとおりです。
- Carbon Footprint Ltd と協力して「カーボン ニュートラル + ステータスを達成」し、2030 年までに二酸化炭素排出量ゼロの達成を目標にします。
- 会社のリサイクル率を 76% に高め、残りの廃棄物を焼却してエネルギーを回収します。
- 専任のサステナビリティ委員会 – 事業のすべてのレベルで持続可能性を達成することに焦点を当て、会社のより広範な持続可能性計画の実現に責任を負います。
同社は「All Together Healthier」プログラムを展開し、電気自動車の充電設備や自転車置き場を整備し、従業員に持続可能な移動を奨励しています。さらに、LED 照明、水を使わない小便器、100% グリーン エネルギーで作られたタイル、完全循環型のリサイクル素材をシンプリーヘルス の全事務所に導入しています。また、同社は、使用済みの作業台、事務所家具、コンピューターなどをアップサイクル(廃棄対象物に手を加えて価値を高める)したりリサイクルし、寄付を通して地域社会の支援に努めています。
シンプリーヘルスの最高経営責任者である スネー・ケムカ(Sneh Khemka) 博士は次のように述べています。「シンプリーヘルスは、より健康的な世界のために常に立ち向かい、そのための行動が必要であると信じて疑いません。私たちの健康は、私たちの地球の健康にかかっています。そのため、私たちは B コーポレーション 企業として認められたことを光栄に思っています。」
「私たちは、労働者、サプライヤー、地域社会、環境への影響を測定する B インパクト・アセスメントで高得点を獲得したことを非常に誇りに思っています。しかし、これで終わりではありません。私たちは、2030 年までに二酸化炭素排出量正味ゼロの達成することを目標に、「カーボン ニュートラル +認定 (Carbon Neutral + status)」取得を目指すなど、地球環境のためにさらに多くの挑戦を続けます。」とケムカ博士は締めくくりました。
今日、83 か国、153 業種に 5,000 を超えるB コーポレーションが認定されており、「事業は世界とそこに住む人々にとって有益である」という共通の信念で結ばれています。
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
https://www.icmif.org/news_story/simplyhealth-becomes-certified-b-corporation/
掲載日付2022.7.12