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ICMIF が回復力に関する新ベンチマークを発表しました

Rescue Service assorted debris after floods

ICMIF は、ローマ (イタリア) で開催された 100 周年記念会議で、「ICMIF 回復力ベンチマーク(ICMIF Resiliency Benchmark)」を発表しました。これは、相互保険や協同組合保険に災害リスク軽減(DRR:Disaster risk reduction)を組み込むことを目的とした、ICMIFと国連防災事務局(UNDRR)との共同作業 に基づいています 。

2019 年 11 月、ICMIFとUNDRR)は、災害リスクを軽減するという緊急の課題への取り組みを支援するために、複数年にわたる共同作業を開始しました。その成果物として、「保護から予防へ: 災害リスク削減における協同組合保険と相互保険の役割(From protection to prevention: The role of cooperative and mutual insurance in disaster risk reduction)」がまとめられました。この報告書では、保険業界において、被保険者を災害リスクから保護する手段としてリスク移転商品やサービスの提供に重点を置くことから、災害リスク削減の取り組み、認識、能力、および資金調達による予防に重点にシフトするために実際に何が必要かを明らかにしました。これを踏まえて、ICMIF はICMIF Resiliency Benchmarkを立ち上げました。

ICMIFは仙台協定(the Sendai agreement)に署名し、2019年には報告書、ICMIF Resilience Hub の事例を集めたデータベース、会員団体の事例からベスト ・ラクティスのベンチマークを作成する第3段階のプロジェクトに署名しました。このベンチマークを作成するのは今です。

2022年以来、ICMIFは会員団体の協力のもと、「ICMIF回復力ベンチマーク調査(ICMIF Resilience Benchmark Survey)」を実施して、7つのメカニズムの枠組みにおける評価基準のための事例とデータを収集しています。2023 年中には、このプログラムに参加し、自らのDRR 活動のベンチマークに取り組むICMIF会員団体を募集する予定です。これは、現在の事業慣行を見直し、他の ICMIF会員団体からその成功とベスト プラクティスから学ぶ絶好の機会です。

詳細をお知りになりたい方や興味を持たれた方は、liam@icmif.orgにメールを送信ください。

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/icmif-launches-new-resiliency-benchmark/

掲載日付2022.10.28