ニューサウスウェールズ州 (NSW、オーストラリア) での洪水被害に対し、CivicRiskミューチュアル(CivicRisk Mutual)は懸命な活動を行っています。ニューサウスウェールズ州の 26 の地方自治体に保障を提供する同社は、地方自治体の建物とコミュニティ センターの修復について対応しました。
「私たちの地方自治体は、上下水道サービスを提供していますが、リッチモンド バレー地域のインフラは深刻な被害を受けました。」「CivicRiskミューチュアルは、できるだけ早く復旧・運用できるよう、各自治体と緊密に協力しています。この 12 か月は、私たちの 34 年の歴史の中で、最も多くの、そして最も高額の洪水被害請求が発生しました。」と、 アンドリュー・アーミットステッド(Andrew Armitstead)CEOはCo-op News に語りました。
「私たちは、迅速に自治体へ支払いを行ない、彼らが被害から復旧し運用再開できるようにしました。また、保険がかけられていない道路や公園への影響は、私たちの保険に加入している建物よりもはるかに大きいため、政府からの財政支援を最大化するために協力しました。」
CivicRiskミューチュアル は、この危機において「サイレント パートナー」として自治体を支援し、活動しています。「地域社会は極度のストレスにさらされ、疲れ果てています。私たちが自治体を支援し、彼らが住民サービスを提供しているため、私たちの組織が果たしている役割に気づくことはないでしょう。」とアーミステッド氏は続けました。
更にアーミステッド氏は、「洪水や暴風による被害の定義、保険会社に保険金請求を行う時のヒントとなるようなチラシを作成し、地域社会に配布しました。」と述べました。
CivicRiskミューチュアルの相互扶助モデルは、ニューサウスウェールズ州全体の自治体が参加しているため、回復力を提供する上で非常に重要であると彼は言います。リスクは分散され、自治体が独自に保険に加入するよりも、全体としてより多くの補償を得ることができます。」
また、最悪の被害を受けた市町村は、もしあったとしても、十分な洪水補償を得るのに苦労していると言います。しかし、「リスクを共有することで、より安い価格でより多くの補償を得ることができるのです。」と彼は付け加えた.
アーミットステッド氏は BCCM に対し、連邦政府、州政府、地方政府の間でさらに協力して、「気候変動の影響に立ち向かうための回復力を提供するインフラの構築」、例えば水管理の改善や洪水の危険性のある地域での都市計画などの実現したい、と述べました。
CivicRiskミューチュアルは、被災した建物の移転、地域社会の建物から高価な機器を移動する緊急措置、被災した会員からの教訓を共有するための訓練など、独自のリスク戦略を検討しています。
この記事は、Co-op Newsの、ニューサウスウェールズ州 (オーストラリア) の洪水に対する協同組合と相互扶助組織の対応に関する幅広い記事の一部で、許可を得て配信しています。著者のマイルズ・ハドフィールド( Miles Hadfield )氏に感謝いたします。
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2022.8.3