EYは、世界中の保険会社がデジタル変革を加速できるよう、「EY Insurance Industry Cloud for SAP solutions 」の提供を強化しました。EY チームが持つ、膨大な保険業界知識と経験を 「SAP Business Technology Platform (SAP BTP)」 と組み合わせることで、組織の最も差し迫った事業課題を克服し、長期的な価値を構築するのに役立つ革新的な方策を提供します。これは、 2021 年 6 月に EY と SAP が発表した、顧客のスピード変革、事業の混乱への対処、価値実現までの時間を最適化することを目的とした、業界固有のユースケースを備えたクラウド・システムの構築に関連する発表に続くものです。
イザベル・サンテナック(Isabelle Santenac)EY Global Insurance Leader は次のように述べています。 「顧客の期待の変化、継続的な技術の進歩、利用可能なデータの爆発的な増加は、すべて保険会社にとって説得力のある事業結果の改善と成長の機会をもたらし、財務を含む業務の主要部分における変革の必要性を即座に生じさせます。SAP BTP上に構築された EY の解決策は、保険業界内における革新と財務の近代化・改善を加速する、すぐに導入可能な資産を提供します。」
EY Insurance Industry Cloud for SAP solutionsの活用は、保険業界向けに特別に設計され、EY の業界考察と受賞歴のある SAP との組織提携によって推進される、価値主導型の導入アプローチです。EY Insurance Industry Cloud for SAP solutionsは、各組織固有の SAP ソフトウェア計画と事業ニーズに基づいてアプローチを調整することにより、変革の価値を高め、リスクの軽減に役立ちます。
- 財務、リスク、保険数理 (FRAC) に関する統合された考察を提供します。FRAC insights platformは SAP Data Warehouse Cloud 上に構築されており、SAP の財務ソフトウェアへのデータ取り込みの効率化に役立ちます。この財務データ収納(Finance data repository)は保険の特化したデータ モデルに基づいており、財務、リスク、保険数理の運用・分析ニーズをサポートすると同時に、報告要件を維持するための支援も提供します。
- 一般に公正妥当と認められた会計原則(Generally Acceptable Accounting Practices:GAAP) および法定会計 (Statutory Accounting:STAT) 報告をサポートするコンプライアンス用のパッケージ型レポートを提供します。SAP Analytics Cloud を利用した設定済みの報告書は、事業に関するリアルタイムの考察を提供します。
- 支出の影響、予算、結果を比較することで、支出の可視性を向上させる戦略的支出分析を提供します。ほぼリアルタイムの経費に関する評価を提供し、調達パフォーマンス プロセスを強化することができます。
- 運用モデル全体の変革を求める、環境、社会、ガバナンス (ESG) の開示要件に対応します。EY の組織全体にわたる継続性機能は、顧客がより多くの情報に基づいた意思決定を行うのに役立つ、情報収集、モデリング、報告へのアプローチを提供します。
- EYの組織を最大限に活用し、事業全体アプローチを採用します。税務、サイバーセキュリティ、サプライ チェーンから気候変動、サステナビリティに至るまで、事業とテクノロジーの機能を横断し、EYの 組織は変革を通じてより大きな事業利益を引き出すことを支援します。
EY Insurance Industry Cloud for SAP solutionsは、EY Accelerate for RISE with SAPと連携し、補完しあう関係にあります。この一連のアクセラレータ(Accelerators)、ツール、サービスは、総合的で戦略的な顧客固有の SAP 製品である RISE with SAP を通じて、顧客のクラウド移行を支援します。
SAP の保険担当グローバル責任者であるアントン・トミック( Anton Tomic)氏 は次のように述べています。「EY の業界と市場での経験と共に、私たちは顧客が持続可能で回復力のある戦略的な企業になり、顧客により良いサービスを提供できるよう支援しています。」
詳細については、ey.com/sapをご覧ください。
EY は、ICMIF 100 周年記念会議(2022 年 10 月 25 ~ 28 日) のプラチナ スポンサーです。EYの多くのリーダーが会議に出席し、ICMIF会員団体と会って、デジタルトランスフォーメーションや税務サービスからトランザクションやIFRSの実装に至るまで、EYの知識、専門知識、支援をどのように活用できるかを共有できることを楽しみにしています。
さらに、EYは、 「目的主導型ビジネスの中心にある相互性」に関する会議の初日のCEOパネルの議長を務めます。このセッションでは、ICMIF会員団体が、すべての関係者にとって長期的で持続可能な価値を創造する、長期にわたる挑戦的な成長戦略の一環として、相互扶助の目的をどのように受け入れているかを検討します。
EY Global Insurance Workforce Transformation リーダーのキャロライン・デラウェイ(Caroline Dellaway)氏 は、金曜朝に行われるセッション「Adapting to the new world of work」で、パンデミックがによって労働力がどのように見直されているか、ICMIF 会員団体がどのように未来の仕事に備えて人員戦略を策定しているかについて講演します。
CMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
https://www.icmifasiaoceania.coop/wp/wp-admin/post.php?post=29396&action=edit
掲載日付2022.8.11