ギャラガー再保険(Gallagher Re)は、「Global InsurTech Report for Q2 2022」を発行しました。このレポートは、今年のテーマである「地理的傾向と地域の特異性(Geographic Trends and Regional Idiosyncrasies)」に沿って、インシュアテックのレンズを通して EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ) 地域について具体的に考察しています。このレポートは、さまざまなインシュアテック企業、顧客、個人のプロファイリングに加え、最新の インシュアテック投資データと一般市場に関する見方を提供しています。
レポートの主な調査結果は次のとおりです。
- インシュアテックはわずかながら回復の兆しを見せており、第 2 四半期の資金調達額は前四半期から 8% 増、開示された四半期の世界のインシュアテック 資金調達総額は 24 億 1000 万米ドル(3,216億6,270万円)に達した。
- 平均資金調達規模は、第 1 四半期の1,872 万米ドル(24億9,855万円)に対し、第 2 四半期は 2,211 万米ドル(29億5,102億円)と、 18.3% 増加した。
- しかし、平均資金調達規模の増加は、第 2 四半期の インシュアテック取引全体が 7.7% 減少したことによって影が薄くなった。第 1 四半期の 143 件、第 2 四半期には 132 件の インシュアテック 取引があったた。
- L&H InsurTech の資金調達総額は、第 2 四半期に 9 億 1,800 万米ドル(1,225億2,546万円)に達した。これは、前四半期から 資本が12.4%増加したことと、取引の増加を反映している。L&H InsurTech の取引件数は、第 1 四半期の 37 件に対し、第 2 四半期には 40 件であった。
- 第2四半期は、米国を拠点とする4件のメガラウンドを含む6件のメガラウンドで9億4,800万米ドル(1,265億2,956万円)が資金調達された。
全体として、 ギャラガー再保険レポートに示された第 1 四半期からの資金調達額の増加は、2021 年第 4 四半期から 43% 減少した後の再成長に大きな期待を持っていることを示しています。詳細については、 ギャラガー再保険 の第 1 四半期レポートをご覧ください。
※ 文中の金額は1米ドル=133.47円で換算
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
https://www.icmif.org/news_story/gallagher-re-publishes-global-insurtech-report-for-q2-2022/
掲載日付2022.8.12