DEVKによると、最近ドイツでは誰もが移動手段について話しているとのことです。特に、最近ドイツで導入された 9 ユーロ チケット(1,227円)は、この切符の購入者が 6 月、7 月、 8 月の 1 か月間、ローカル/地域列車でドイツ中を移動できるというものです。切符は、急激なインフレを補うためにドイツ政府によって導入されたもので、その成功を受けて、後に続く仕組み(follow-up scheme)が検討されています。
DEVK は、この切符の成功により、ドイツの人々がさまざまな交通手段を組み合わせて使用利用したいと考えていることを示されたと考えている、と述べています。DEVK は、自動車保険契約者向けの「鉄道ボーナス」で柔軟な公共交通機関の利用を支援します。したがって、定期的に公共交通機関を利用する人は、DEVK の自動車保険料を節約できます。
ドイツ運輸会社協会 (VDV:Verband Deutscher Verkehrsunternehmen,Association of German Transport Companies) によると、9 ユーロ チケットは完全に成功しており、現在ドイツ国民の約半数がこの切符を持っています。消費者は、安価で環境に優しいこの切符を代替手段として特に短距離の移動に利用し、多くの場合、車を家に置きます。VDV の調査対象者の 20% は、これまで公共交通機関をほとんど利用したことがないと答えています。その一方で、7月に約20万6千台の乗用車が登録されました。DEVK によると、確かにこの登録台数は前年同月より少ないということですが、ドイツの人々は車なしで生活したくない、あるいはできないと思っていることを示しています。
「または」ではなく「そして」
特に田舎に住んでいる人にとって、さまざまな交通手段を利用する利点があることは DEVK にとって明らかです。しかし、統合された交通手段は、拡大した都市部でも意味を持ちます。DEVK にとって明らかなことは、自動車、自転車、公共交通機関は互いに排他的になるのではなく、連携しなければならないということです。DEVK は道路と鉄道を結び付けたいと考えています。DEVKは、鉄道員のために鉄道員によって設立され、現在でも輸送業界と密接に関係しており、ドイツで 5 番目に大きな自動車保険会社でもあります。
地球にやさしい移動手段の推進
DEVK のゴットフリード・リュスマン(Gottfried Rüßmann )CEOは次のように述べています。「2008 年には、運輸・物流との意見交換の場とネットワークづくりの機会を設け、電気バスの導入などで運送会社を支援してきました。9 ユーロ チケットなどの取り組みにより魅力的な移動手段のつながりを提供することで、インフラを拡充し、バス、電車、路面電車に人々を引き付けることは、気候保護にとって有益です。「特に現在、物価があらゆるところで上昇し、インフレが進行しているため、人々は節約できる所を探しています。」
保険契約者に対し、DEVK は最新の移動手段の使用へのさまざまな優遇措置を提供しています。同社の電気自動車保険の加入者は、自動車賠償責任保険料の 15% のエコ割引きを受けることができます。バスと鉄道の年間パス、JobTicket、または BahnCard を持っている自動車保険契約者も、最大 7% の割引きを受けることができます。DEVK によると、DEVK はこれらの取り組みにより、自動車保険市場で独自の地位を築いています。
ドイツの被保険者は、135 年以上にわたり、DEVK Versicherungen に日々のリスクを託してきました。鉄道労働者のために鉄道労働者によって設立された DEVK は、今日、すべての保険種目で、全国で約 420 万人の契約者の1,540 万件を超えるリスクを引き受けています。総勢約 7,500 人の従業員が、組合員の保険契約者を迅速かつ効率的にサポートしています。さらに、Sparda 銀行は長年にわたって信頼できるパートナーです。契約件数で、DEVK はドイツで 第4位の家財保険会社、第5 位の自動車保険会社、第7 位の賠償責任保険会社です。
※ 文中の金額は1ユーロ＝136.33円で換算
ICMIFサイトの英語ニュース記事（以下にリンクを表示）を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2022.8.23
