ガイ・カーペンター(Guy Carpenter)が、新しいポッドキャスト(podcast:音声無料配信) シリーズ「Fo[RE]sight」を開始しました。このシリーズの目的は、再保険業界の最前線にいるガイ・カーペンターや他の組織の専門家が、トレンドの課題や解決策に関する比類のない考察を聴取者に提供することです。
最初の 2 つの話(ICMIF 会員団体は下記のリンクから聴取できます) では、気候変動が物的リスクと保険損害に及ぼす影響について考察しています。
エピソード 1: 進化する物理的リスクの状況
気候変動に関する政府間パネル(IPC)第 6 次データ(AR6)は、これまで以上に正確で長期的なデータを提示しています。それは何を意味しているか?予測は不確実性を減らし、結論に対する信頼を生み出していますが、地域差が大きいため、影響は世界中で大きく異なる可能性があります。大規模な平均値の変化が地域の出来事にどのように影響するかを判断することは、社会的影響と保険損害を予測する上で非常に重要です。ノイズに惑わされることなく、影響に備えて集中するにはどうすればよいでしょうか? この Fo[RE]sight の初回配信では、ガイ・カーペンターの Climage Change Perils Advisoryのキーラン・バティア( Kieran Bhatia) 副社長とCatastrophe Advisory のサム・フィブス(Sam Phibbs)副社長 が、この問題に対する見解をお話します。
エピソード 2: 損失の増加は気候変動のせい?
世界の保険市場において、保険損害が数年にわたって増加しています。気候変化の影響で損害額のベースラインも上昇しています。しかし、根拠となるデータは、気候は影響を与える要因の 1 つにすぎないことを示しています。巨大災害モデル( Catastrophe model)の使用、二次災害、人口動態、インフラの発達、建設業界の変化、インフレなども懸念される要因になっています。リスク環境を総合的に把握するにはどうすればよいでしょうか? このFo[RE]sightのエピソード2では、ガイ・カーペンター のHead of North America Peril Advisoryのジョシュ・ダー(Josh Darr) 常務と Catastrophe Advisoryのジェシカ・ターナー(Jessica Turner ) 常務が、この問題に関する見解をお話します。
ガイ・カーペンターは、世界の 60か所以上に拠点を持ち、 3,300 人を超える専門家を擁する、世界をリードするリスクおよび再保険の専門家で、リスク、戦略、人材の分野で世界をリードする専門サービス会社で年間売り上げが 190 億米ドル(2兆6,351億1,000万円)を超えるマーシュ・マクレナン(Marsh McLennan)の事業部門です。マーシュ・マクレナンの 81,000 人の従業員は、130 か国で顧客にアドバイスを行っています。
ガイ・カーペンターとマーシュ・マクレナンの専門家による最新の (再) 保険、資本、および戦略的目標に影響を与える問題への考察は、こちらをご覧ください。
隔月のGC Capital Ideasを含む、ガイ・カーペンターのニュースレターからの最新のニュースと考察は、こちらをご覧ください。
ガイ・カーペンターは、イタリアのローマで開催されるICMIF 100 周年記念会議(2022 年 10 月 25 ~ 28 日) のゴールド スポンサーです。
マーシュ・マクレナン副会長でガイ・カーペンター(米国)の元最高経営責任者(CEO)であるピーター・ハーン(Peter Hearn)氏は、10月28日(金)のICMIF 100周年記念会議で、未来とそれが相互扶助部門に何をもたらすかを展望するパネルディスカッションに出席します。
今年の初め、2022 年 ICMIF 再保険担当官会議 (MORO)で、ガイ・カーペンターの Global Head of Public Sector Practiceのジュリアン・エノイジ( Julian Enoizi)氏 が、システミック リスク管理のための官民パートナーシップに関するセッションで司会を務めました。また、エノイジ氏は、官民パートナーシップ、特にリスクの相互化に基づくパートナーシップが、保険業界がさまざまなシステミック リスクを管理し、新たな機会を獲得できるようにする可能性について発表されました。
ICMIF 会員団体は、ICMIF ナレッジ ハブでエノイジ氏の発表を視聴できます。詳細と必要なリンクについては、ICMIF事務局のMike Ashurstまで連絡意をお願いします。
※ 文中の金額は1米ドル=138.69円で換算
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2022.8.29