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レポート

ギャラガー再保険(賛助会員) 再保険市場レポート: 資本金が 11% 減少したにもかかわらず、世界の再保険会社の財務状況と収益性は引き続き健全です

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ギャラガー再保険(Gallagher Re)は、 2022 年上半期の再保険市場レポートを発行しました。

このレポートは、ギャラガー再保険 Index グループ企業を対象に行なった、再保険会社の規模と事業成績に関する詳細な分析結果を報告しています。

レポートの主な調査結果は次のとおりです。

  • 世界の再保険専用資本は、2022 年上半期で合計 6,470 億米ドル(89兆6,418億5,000万円)となり、 2021 年修正ベースから 11% 減少した。この減少は主に投資損失による。
  • 再保険会社17社を細かく分析した結果、報告されたコンバインド レシオは 93.0% (前年: 94.1%) に改善され、2015 年以来の最低水準となっている。
  • この引き続き好調な引受実績にもかかわらず、ROE は 0.4% (前年: 13.9%) に低下した。これは、今年の上半期の債券・株式市場における投資利回りが -3.5% (前年: +1.7%) に低下したことによる。
  • 基礎となる ROE は 前年度の 6.3% から 7.5% に改善した。これは依然として業界の資本コストを下回っており、2014 年以降に測定した中で最も良好な基礎ROE となっている。

8月にギャラガー再保険は2022 年第 2 四半期のグローバル InsurTech レポートを発表しました。このレポートは、今年のテーマである「地理的傾向と地域の特異性」に沿って、インシュアテックのレンズを通して EMEA 地域を具体的に考察しています。このレポートは、様々なインシュアテック企業、顧客、個人のプロファイリングに加えて、最新の インシュアテック投資データと一般市場に関する見方をお届けしています。

ギャラガー再保険は、ICMIF の重要な賛助会員として、2022 年 10 月 25 ~ 28 日にローマ (イタリア) で開催されるICMIF 100 周年記念会議に出席しました。ジェームス・ビッカーズ(James Vickers)再保険国際会長が、相互保険・協同組合保険業界のリーダーと外部の利害関係者によるパネルディスカッションに参加し、世界中のICMIF会員団体に影響を与える重要な問題について議論しました、また、相互扶助/協同組合の保険会社が目的主導型組織として、これらの世界的な課題を解決するうえで果たすことができるリーダーシップの役割について議論もしました。ギャラガー再保険は、100 周年記念会議のゴールド スポンサーを務めました。

※ 文中の金額は1米ドル=138.55円で換算

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/gallagher-re-reinsurance-market-report-financial-position-and-profitability-of-global-reinsurers-remains-healthy-despite-11-decrease-in-capital/

掲載日付2022.9.6