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デジャルダン(カナダ)は、カナダの金融機関として初めて、新規の年金をESG スクリーニング済みの投資先への投資に限定しました

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2022 年 9 月 6 日以降、デジャルダン グループ(Desjardins Group) で購入されるすべての新規年金は、厳格な環境、社会、ガバナンス (ESG) 基準を満たす投資先が自動的に組み込まれます。この決定により、デジャルダンは、個人貯蓄型年金の全種類を責任ある年金に転換するカナダで最初の金融機関となりました。終身年金、定期年金、適応型終身年金、アーティスト向け年金のいずれであっても、選択された証券には特定の基準に基づいて証券発行体が組み込まれるか除外され、投資は証券運用先における ESG 実践の改善を監視・管理します。

デジャルダン・グループのガイ・コーミアー( Guy Cormier )社長兼 CEO は、次のように述べています。「金融機関が厳格に ESG 基準を適用すればするほど、証券発行体は投資家にとって魅力的であり続けるために適応しなければならなくなります。このような行動により、私たちはより持続可能な経済への道へと歩むことが出来ます。」

責任ある年金保険(Responsible annuities premiums)の管理者は、石油、天然ガス、石炭の採掘・生産、石油およびガスの輸送・貯蔵インフラの運営、石油精製、石炭をもとにしたエネルギー生産から収益の大部分を得ている企業には投資しません。責任ある年金の詳細については、デジャルダン・グループの責任投資ポリシーを参照してください。

この発表は、他の最近の発表と一致しており、デジャルダンにおける責任投資の重要性を示しています。たとえば、5 月に デジャルダン は、新たに10本ファンドを追加し、利用可能な SocieTerra 商品の数を 30 に増やしたと発表しました。12 か月間で、責任投資商品による運用資産は、2020 年 12 月 31 日の 101 億カナダドル(1兆1,083億7,400万円)から、2021 年の同日には 122 億カナダドル(1兆3,388億2,800億円)に大幅に増加しました。

 

※ 文中の金額は1カナダドル=109.74円で換算

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/desjardins-becomes-first-canadian-financial-institution-to-exclusively-offer-individual-savings-responsible-annuities/

掲載日付2022.9.13