AVBOB は、オックスフォード大学出版局南部アフリカ(Oxford University Press Southern Africa)と共同で、今年の世界書籍・著作権デーに、「識字率向上の道(Road to Literacy) キャンペーン」を始めました。この全国的なキャンペーンでは、南アフリカの人々に、小学校や非営利団体に対象に、AVBOB Industries が製造した移動図書館車とOxford University Press Southern Africa が寄贈する本の寄贈先を推薦してもらいます。
「Road to Literacy 」は、180 台の移動図書館に寄贈された 86,000 冊の本を通して、識字能力と計算能力の低さを解消するための政府のキャンペーン「 Read to Lead 」を支援することを目的としています。
また、「Road to Literacy 」 サイトへのアクセスは、モバイル データを必要としないため、推薦の妨げとなる大きな障害を取り除くことができました。推薦は2022年5月31日に締め切られましたが、ラジオ広告からソーシャル メディア、テレビやラジオでのインタビュー、TikTok や Google などのデジタル プラットフォームまで、寄せられた反響は驚異的なものでした。キャンペーンは 74,000 回以上のクリックされ、5,562 件の推薦が寄せられました。
2022 年 9 月 8 日、国際識字デーで行われたライブストリーミング・イベントで、移動図書館を受け取ることになった 180校が発表されました。当日は、基礎教育省副大臣(Deputy Minister of Basic Education)のレジーナ・マウレ(Reginah Mhaule)博士、AVBOB のカール・ファン・デル・リート(Carl van der Riet)CEO、オックスフォード大学出版局南部アフリカのボソ・モティビ(Botho Mothib)セールス・ディレクターが出席し、ギブン・マベナ(Given Mabena)氏がその夜の司会者を務めました。
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マウレ副大臣は基調講演で、「2015 年から 2024 年に、すべての恵まれない学校に対し年間 1,000学校図書を活性化および/または利用可能にする」ことを目指す、同局の「 1,000 学校図書館キャンペーン(1,000 School Libraries Campaign)」について説明しました。
さらにマウレ氏は、政府の「 Read to Lead 」キャンペー^ンは上記を支援するために作成されたものであると述べました。「この挑戦的なプログラムを補完するために、Read to Lead キャンペーンの目標は、学校やそれ以外の場所で読書革命を確立することです。」
「私たちは、読書を再び流行させることに重点を置いています。読書を子供や大人の生活習慣に取り入れることができれば 、南アフリカは知識人のオアシスとなり、知識の宝庫となるでしょう。この高い理想は AVBOB に共有されています。この取り組みは、サーシャ・サルミナ(‘Sasha Salmina)の言葉「本を読む子供は、考える大人になる」によって強化されています。」とマウレ氏は述べました。
質疑応答で、AVBOB とオックスフォード大学出版局南部アフリカの識字率向上キャンペーンについて、モティビ氏は次のように説明しました。「私たちの共通の構想は、南アフリカの子供に母国語で本を読むという贈り物をすることです。理解を持って読む能力ほど、個人の生活、地域社会、社会を変革し、力を与えるものはないからです。」
180 校の受賞校と NPO が発表された後、スカンパネン小学校の生徒たちによるパフォーマンスが行われ、「Thuma Mina(讃美歌)」と「Stand by Me」はこのイベントのハイライトとなりました。
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2022.9.22