JA共済連（全国共済農業協同組合連合会,全共連 ）は、このたび、国連が支援する責任投資原則（PRI, Principles for Responsible Investment）に署名しました。

PRIは、持続可能な社会の実現を目的に、機関投資家等が「環境（Environment）」、「社会（Social）」、「ガバナンス（Governance）」のESG課題を投資の意思決定に組み込むことを提唱する原則です。

JA共済連は、これまでも豊かで安心して暮らすことのできる地域社会づくりに貢献するというJA共済事業の使命や、環境問題等の地球的共通課題への対応を掲げる「JAグループSDGs取組方針」に基づき、環境課題の解決やその他のSDGsの目標達成に貢献するため、資金運用においてESG投資に取り組んでまいりました。JA共済は、地域のJAと全共連が共同で保険の引受・管理を行い、組合員・契約者に安心感を提供するものです。

今後も引き続き、ESG投資を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります

資産運用会社、銀行、保険会社からなる国際的な投資家ネットワークのPRIの目標は、より持続可能な世界金融システムを構築することです。特に、PRIは、投資家ネットワークのメンバーが投資を行う際に持続可能性という視点に特に注意を払い、投資家としてこれらの原則に積極的に取り組むことを規定しています。

PRIに定める6原則は、投資活動に行うときにESGに関する課題へのを行動指標を定めた自主的で意欲的な原則です。

この原則は、投資家による、投資家のためのものです。この原則を実施することで、PRI署名者はより持続可能な世界の金融システムの構築に貢献します。6つの原則は次のとおりです。

• 原則 1:私たちは、 投資分析と意思決定プロセスにESG の課題を組み込みます。
• 原則 2:私たちは活動的な所有者になり、所有方針と所有慣行に ESG の課題を組み込みます。
• 原則 3:私たちは、投資対象の主体に対してESG の課題について適切な開示を求めます。
• 原則 4:私たちは、資産運用業界内において本原則が受け入れられ、実行に移されるように働きかけます。
• 原則 5:私たちは、本原則を実施する際の効果を高めるために協力します。
• 原則 6:私たちは、本原則の実行に関する活動状況や進捗状況について報告します。

ICMIFサイトの英語ニュース記事（以下にリンクを表示）を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/zenkyoren-has-signed-the-principles-for-responsible-investment/

掲載日付2022.12.13