2022年11月、フォーブス誌は、世界で最も女性に優しい企業 400 社を発表しました。フランスのMAIF が3 位にランクされ、4 位に ディジャルダン・グループ(Dejardins Group 、カナダ) が続きます。また、イタリアの ウニポール・グループ (31 位) とフランスの MACIF (174 位) も選ばれています。さらに、フランスのグルパマ(Groupama 、166位) やコビア(Covea ,295位) などの相互保険会社や協同組合保険会社も含まれています。
2022 年の順位表を作成するために、フォーブス誌と市場調査会社の Statista は、36 か国で働く 85,000 人の女性を対象に、賃金の公平性、昇進・昇格の機会、育児休暇などの富順に基づいて、回答者匿名で調査を行いました。また、各組織のリーダーシップと組織体制、世間の見方も調査しました。
評価について、デジャルダンは、「この評価は、主要な多国籍企業の間で男女平等と革新的なプログラム、ベスト プラクティス、取り組みを認めたものであり、最上位の評価をいただいたことは、思いやりのある総合的な社会経済リーダーとしてのデジャルダンの立場を裏付けるものであると信じています。」と述べました。 . デジャルダンでは、協同組合金融サービス グループの管理職の約 59% が女性です。
「デジャルダンは、女性が組織に十分に参画し、成長できる環境づくりに取り組んでいます。女性が自分の可能性を最大限に発揮できるよう、正しい方向に進んでいると確認することができ、大変誇りに思います。」とデジャルダン・グループのガイ・コルミエ(Guy Cormier)社長兼CEOは述べています。
デジャルダンは、女性がリーダーシップを発揮し、より大きな責任を負うことを奨励している、と述べています。このために、デジャルダンは、女性職員と役員が互いに助け合い、新しい人脈を築き、新しい能力を身に付けることができるよう、Empowering Women ネットワークなどの制度を導入しています。
ICMIFのエグゼクティブ バイス プレジデントであるリズ・グリーン( Liz Green) 氏は、次のように述べています。「ICMIFの2022年版ガバナンス報告書は、ICMIF会員団体は理事会と組織代表/上級管理職の両方でますます高い水準の多様性と女性による代表を持っており、保険業界の平均を上回っています。」と付け加えました。
「ICMIF の調査によると、ICMIF 会員団体の理事の27.8%が女性で、 2015 年の 20.6% から大幅に増加し、2011 年の 14.3% からはほぼ 倍増しています。また、2020 年の金融業界平均の23.3% 、2019 年の 26% を上回っています。女性が 30% 以上を構成する取締役会の2020 年における金融業界の平均が 34% だったのに対し、ICMIF 会員団体は 44.8% でした。 」
「2020 年、ICMIF 会員団体の上級管理職の 3 分の 1 以上が女性でした。 2010 年と 2005 年の調査では、女性上級管理職は約 4 分の 1 であったことから、顕著な成長であり、2020 年の調査結果は、 2019 年の保険業界平均の 17% のほぼ2倍となっています。
「女性 CEOが就任している ICMIF 会員団体は、2015 年の 18.1% から 2022 年には 22.7% に増加しました。これは、までの過去 5 年間(2010 年-2015 年)の調査で見られた伸びと同等で、 2021 年の金融業界平均の 6.9% と2019 年の保険業界の平均の9.6% を大きく上回っています。」と グリーン氏は締めくくりました。
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2023.11.15