パンデミックによる 3 年間の中断の後、ICMIF は2023 年に対面式でAdvanced Management Course (AMC) を再開すると発表しました。AMC はマンチェスター (英国) で 5 月 8 ~ 12 日に開催されます。
今回のAMCでは、ICMIFの戦略に沿って、「目的をもって主導すること」や「相互保険会社や協同組合保険会社の戦略を活性化する方法」といった内容が新たに加えられ、複雑な世界における目的の本質を行動とリーダーシップのシンプルで強力な統合モデルにまとめます。AMCは、ICMIF 会員団体のリーダーに「目的を持って指導するための新しい考え方と能力を身に付けてもらう」ことを目的にしています。
20 年以上にわたり、50 か国以上の ICMIF 会員団体の管理職から、AMC が自身と組織のパフォーマンスの両方を高めるのに役立っていると称賛されています。
AMCはユニークな場を提供します。
・複雑な世界における目的の本質を行動とリーダーシップのシンプルで強力な統合モデルにまとめます。
・個人的な振り返りや他の参加者とのグループワークを通して、多くの組織に内在している目的の力を解き放ちます。
・参加者へのコンサルティングを通して現在の課題に取り組み、AMC参加経験者を通じて将来の問題に取り組みます。
AMCについて、ICMIFのマイク・アシュースト(Mike Ashurst)再保険および専門能力開発担当副事務局長は次のように述べています。「AMCの参加者は、行動経済学の見地に基づいて構築されたツールとフレームワークを習得することで、進化する課題を理解するためにチームをどのように導くか、また、それぞれの目的を達成するために組織をどのように動かすか、についての方法を変えることができます。重要なことに、AMCの間もAMCの後も、世界中の相互保険会社の仲間のサポートを受けながら、これを行うことです。」
誰が出席すべきか?
AMCは、複雑な状況に対処し、組織の目的を達成するための戦略を策定し、戦略を行動に移すためのプログラムを指揮している相互保険会社/協同組合保険会社の上級管理職および変革チームのリーダーを対象としています。
AMCには、相互扶助/協同組合保険会社の保険業務担当者と非担当者が参加しています。
AMCはすべて英語で行われます。参加者は、他の参加者とグループ・ワークを行ったり、講師の説明を聞き取る英語能力が必要です。
AMCの利点について、アシュースト副事務局長は次のように述べています。「AMC受講修了者は、AMC終了後に個人の能力が向上したと報告しています。AMCの中で習得したモデル、フレームワーク、ツールが職場に戻ったときに活用され、多くの人がそれを「霧が晴れたようだ。」と表現しています。以前はリーダーシップやマネージメントと無関係に見えたかもしれない分野が、課題解決策を見つけるためのシンプルで統合された、そして相互に補強しあうアプローチになります。AMC参加経験者は、「専門知識を持って参加し、知恵を持って帰った。」と語っています。」
AMC 参加経験者の R+V 再保険 のクリストフ・コッホ(Christoph Koch)氏は次のように述べています。「AMCを受講した後、アンダーライター、指導員、商品開発統括責任者(agile product owner)としての仕事のみならず、私生活でもすべてが理にかなったものになりました。AMCで学んだアイデアや方法を組織内で積極的に活用し、全員を納得させ、前向きな気持ちで変革をリードする自信が付きました。」
2023 年度AMCの開催内容については、ICMIF事務局に英語にて直接お問い合わせ願います。問い合わせ窓口:Mike Ashurst
※ AOA事務局より
・ICMIFに確認したところ、「受講申込み締切日は特に設定しておりませんが、3月末までに申込みを完了し、ビザの取得等の手続きや準備をされることをお勧めします。」とのことでした。
・AMCは、2023年度AOA奨学金の対象となります。奨学金受給申請(2023年2月10日17:00締切り)については、AOA事務局から別途メールにて送信しているAOA奨学金募集要項をご確認ください。
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2023.1.25