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サンコール保険グループ(アルゼンチン) のCEO がバチカンで教皇フランシスコと会談しました

Alejandro Simon meets Pope 2

2022年11月、サンコール保険グループ(Grupo Sancor Seguros のアレハンドロ・シモン( Alejandro Simón)CEO は、バチカン市国で教皇フランシスコを訪問し、サンコール保険グループ財団((Fundación Grupo Sancor Seguros )の活動 を報告しました。シモンCEOは、サンコール保険が拠点を置くスンチャレス市(Sunchales、サンタフェ州)の周辺地域や国内外において、学校協同組合主義(School Cooperativism)の定着という観点から何が行われたかについて、特に説明を行いました。

※学校協同組合:協同組合の価値観と原則に基づいて運営される学校

また、障害者の職場復帰、貧困地域におけるでの幼児死亡率などの問題についても話し合い、その解決策を探りました。

シモンCEOは、教皇に、環境への配慮に関連する協同組合立学校(ICES、Instituto Cooperativo de Enseñanza Superior)) の生徒が描いた環境保護に関する絵や、スンチャレス市の初等・中等・高等学校、農村部、特別支援学校の生徒で構成されるスンチャレス協同組合(Federación de Cooperativas Escolares de Sunchales)が推進する環境キャンペーンの一環として作られた布製バッグ、教皇から祝福を受けた特別養護老人ホーム「ラ・カサ・デル・アブエロ・オトニョ・フェリス(La Casa del Abuelo Otoño Feliz:お爺さんの家・幸せな秋)」の入居者の写真などを教皇に贈りました。

最後に、シモンCEO は、サンタフェの芸術家ホアン・アランチョ(Juan Arancio) による挿絵が入った、アルゼンチンの作家ホセ・ エルナンデス(José Hernández)による 2,316 行の叙事詩「Martín Fierro 」特別版を教皇に贈呈しました。

教皇フランシスコは、スンチャレス学校協同組合を構成する人々に語りかけ、彼らが毎年行っている活動に祝辞を送りました。「それは、これまでとは違う、創造的な社会への貢献です。この仕事の中で、あなたの人格も育てられます。なぜなら、一貫性と尊厳を与えるのは常に仕事だからです。続けてください。この道をたどる価値はあります。私のために祈ってください、そして私はあなたのために祈ります。」

バチカン市国に滞在している間、シモンCEOは 11 月 21 日から 25 日に開催された、ラテンアメリカ各地から講演者が出席する、第 6 回「健康管理における倫理」セミナーにも参加ししました。このセミナーで、シモンCEOは「宗教間対話は、ヒューマニズムのビジョンを強化するための強力なツールである」というテーマで講演を行いました。

シモンCEOは講演で、サンコール保険グループ財団のコーディネートの下、スンチャレス市に開設られた「宗教間対話広場(EDI 、Interreligious Dialogue Space)」について触れました。世界でも前例のないこの場所は、すべての人間の平和的共存を保証するものとして、精神性の点から、尊敬と耳を傾ける協力原則に基づく対話と価値観の体験に貢献しようとしています。

「私たちは、新しい世代にどのような未来を残したいかを考える義務があります。それは、不寛容と理解の欠如に支配されたものか、それとも対話を通じてあらゆる違いを超えて構築できるものであるか私たちは私たちを分断するものよりもはるかに強いです。それは私たち全員の責任であり、私たちが日々取り組まなければならない未来です。」とシモンCEOは締めくくりました。

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/ceo-of-the-sancor-seguros-group-meets-with-pope-francis-at-the-vatican/https://www.icmif.org/news_story/african-risk-capacity-launches-parametric-insurance-product-against-high-impact-epidemic-risks/

掲載日付2022.12.14