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世界のICMIF会員団体が、トルコ・シリア大地震の災害救援活動支援の寄付を発表しています

Turkey and Syria Earthquake 2023. A devastating magnitude 7.8 ea

2023年2月6日(月)に発生したトルコ・シリア大地震に対して、世界中のICMIF会員団体が、災害救援活動へ義援金による支援を行っています。

ベネバ(Beneva、カナダ)は、地震で被災した人々を支援するため、カナダ赤十字社に 2万5,000カナダ ドル(249万5,000円)を寄付したと発表しました。発表の中で、ベネバは、「思いやりの心は当社の DNA の一部であり、壊滅的な地震に起因するトルコとシリアのニーズに対応するためにカナダ赤十字社と協力します。」と述べました。

ベネバのジャン=フランソワ・シャリフー(ean-François Chalifoux)社長兼CEOは次のように述べています。「私たちの思いはすべて、このような自然災害によって直接的、間接的に影響を受けた人々と共にあります。」

同じくカナダの会員団体であるコーポレーターズ(Cooperators )は、緊急救援活動を支援するために5万カナダドル(499万円)をカナダ赤十字の「 Earthquake in Türkiye and Syria Appeal」に寄付したと発表しました。この発表の時点では、カナダ連邦政府も赤十字に寄付された金額と同額を寄付するという対応により、寄付金は2倍になっています。

コーポレータースの社長兼CEOで、ICMIF会長を務める、ロブ・ウェセリング(Rob Wesseling)氏は次のように述べています。「トルコとシリアの地震による甚大な人的被害と損害をもて、心を痛めています。映像は、人道支援の緊急な必要性を反映しています。私たちの目的と価値観は、現場での救援活動を支援するために行動することを私たちに求めており、他のカナダ人も、そうしたことができる立場にある場合は、寄付をされることをお勧めしています。」

また、カナダのデジャルダン・グループ(Desjardins Group )も、地震被害への対応として、6万カナダドル(598万8,000円)をカナダ赤十字社の「Earthquake in Türkiye and Syria Appeal」に寄付を行ったことを発表しました。

デジャルダン・グループのガイ・コミエ(Guy Cormier) 社長兼CEO は、次のように述べています。「この出来事による壊滅的な人命の喪失と被害に深く心を痛めています。私たちは、それを最も必要としている人々に全面的な支援を届けたいと考えています。赤十字社への 6万カナダドルの寄付が、被災された人々の苦しみを和らげ、復興の一翼を担うことを願っています。」

ベネファクト基金( Benefact Trust)とベネファクト・グループ(Benefact Group)は、地震被害に取り組む慈善団体を支援するためにできる限りのことを行っています。ベネファクト基金は最前線で活動する慈善団体への25万英ポンド(4,024万2,500円)の寄付を発表し、ベネファクト・グループは従業員寄付と再保険契約を組み合わせて復興に役立てます。これらの寄付を合計すると、寄付額は 50 万英ポンド (8,048万5,000円)を超えます。 ベネファクト基金は、ICMIF会員団体のエクルージアスティカル(Ecclesiastical)などの専門金融会社で構成されるベネファクト・グループを所有しています。エクルージアスティカルや同グループの他の金融会社から得られる利益は、ベネファクト基金の慈善活動の資金として活用されています。

カナダ会員団体からの最新の発表は、カナダ赤十字社の「Earthquake in Türkiye and Syria Appeal」に2万5千カナダ ドル(249万5,000円)を寄付したゴア ミューチュアル(Gore Mutual) からでした。アンディ・テイラー(Andy Taylor)CEOは次のように述べています。「トルコとシリアで起きた地震の被害は壊滅的なものでした。現代の相互扶助団体として、カナダ赤十字社などの現場組織を支援することが、最も支援を必要としている人々に手を差し伸べ、影響を受けた地域社会の復興に役立つことを私たちは知っています。私たちの思いは、ここカナダを含め、これらの地域社会の人々と共にあります。」

LB保険(LB Forsikring)の 42万 人の組合員を含む LB協会 (LB Foreningen association) は、大地震の被災者のために赤十字社に 200 万デンマーククローネ(3,838万円)を寄付したと発表しました。

LB 協会の会長で、LB保険の理事長でもあるラース・バスク・ハンセン(Lars Busk Hansen)氏は、次のように述べています。「今回の地震は、何百万人もの人々が住む地域を襲い、その多くの人が人道支援を必要としています。死者数は今も増え続けており、多くの人が絶望的な状況に置かれています。LB協会は、大規模な災害に対して人道的支援として寄付を行う伝統があり、今、被災者へのできる限りの支援と援助をしなければならない状況にあります. 今回の赤十字への寄付により、少しでも被災者の助けなれることを願っています。」

デンマーク赤十字社のアンダース・ラデカール(Anders Ladekarl)事務局長は、LB協会に感謝の意を表し、次のように述べています。「LB協会とLB保険の皆様に大変感謝します。今回の被害は非常に広範囲にわたっており、直接的被害を受けた何百万人もの人々にとって全く不幸なことです。 私たちはすぐに、トルコとシリアの地震被災者への緊急援助と援助に活用します。」

2 月 6 日に発生した激しい地震直後のトルコとシリアの壊滅的な映像に衝撃を受け、カナダの プロミューチュアル保険( Promutuel Insurance)は、相互保険会社16社とともに、カナダ赤十字社救済基金(Canadian Red Cross Relief Fund)に 2万5千カナダ ドル(249万5,000円)を寄付し、緊急災害救援活動を支援することを発表しました。

プレス リリースで、「プロミューチュアル保険は、相互扶助主義の価値観に沿って、連帯を示し、犠牲者とその家族がこの恐ろしい試練を克服するのを助けるためにその役割を果たしたいと考えています。また、プロミューチュアル保険は、職員と一般市民に向けて、寛大さを示してカナダ赤十字救済基金に寄付のお願いしました。」と述べています。

ドイツのR+V Versicherungの CEO であるノルベルト・ロリンガー( Norbert Rollinger) 博士は、救援活動へのR;Vの貢献を次のように述べています。「家屋の倒壊、数千人の死者、数万人の負傷者、家を失った人たち-トルコとシリアの国境地帯でおくた大惨事は、私たちに大きな衝撃を与えました。ここ R+Vで働く職員には、地震地域に家族や友人がいる者もいます。私たちの思いは彼らと共にあります。」

トルコとシリアでの人道支援を支援するため、R+V 運営委員会は国際赤十字・赤新月社連盟 (IFRC、International Federation of Red Cross and Red Crescent Societies ) へ 5万ユーロ(716万500円)の寄付を決定しました。

寄付に加えて、R+V 財団の支援のもと、職員による追加的な募金活動も、ロリンガー博士によって発表されました。R+Vは、合計 5万ユーロを上限に職員からの寄付に上乗せを行い、寄付金を2 倍にすることを確認しました。寄付金は、トルコ赤十字社、CARE(国際NGO)、トルコとシリアで活動している地元組織に送られます。

活動を支援するため、ロイヤル ロンドン(Royal London) は、災害緊急委員会の災害救援活動に 10万英ポンド(1,609万7,000円)を寄付しました。寄付は、シェルター、食料、医療援助を緊急に必要としている地域社会を支援するために使われます。

イギリスを拠点とするシンプリーヘルス(Simplyhealth )は、救援活動を支援するための募金活動を発表し、「組織が行う活動の中心にこの救援活動への支援を置くことを誇りに思っている。」と述べました。

シンプリーヘルスは発表の中で、顧客、職員、法人顧客、専門家、パートナー、友人、家族から寄せられた金額に、最大 7万5千英ポンド(1,207万2,750円)まで同じ金額を上乗せし、英国災害緊急委員会 (DEC、UK Disasters Emergency Committee ) トルコ・シリア地震アピール(DEC Turkey-Syria Earthquake Appealに最大 15万英ポンド(2,414万5,500円)を寄付すると述べました。

DEC の慈善団体とその地元のパートナーは、トルコとシリアの現場で人々と協力しています。彼らは、食料、水、シェルター、医療支援、保護、トラウマケアを提供することで、すべての人々の差し迫ったニーズを満たすために活動しています。

シンプリーヘルスの発表時点では、DEC の呼びかけにイギリス国民が寄付した金額に対して、イギリス政府が最大 500 万英ポンド(8億485万円)上乗せします。DEC は、2 月 15 日時点で、イギリス国民からの寄付が 7,400 万英ポンド(119億1,178万円)を超えたと発表しました。

世界信用組合評議会(Worldwide Foundation for Credit Unions) は、ICMIF 会員団体のWorld Council of Credit Unions (WOCCU) と協力して、トルコの協同組合運動を支援するための寄付を募るため、トルコ協同組合地震救援基金を立ち上げました。

World Council of Credit Unions のエリッサ・マクカーター・ラボード(Elissa McCarter LaBorde )社長兼CEO は、タリムクレディ(Tarimkredi:トルコ 農業融資協同組合)の指導者やトルコの他の組織の長に連絡を取って現地で最も必要とされている支援を確認し、救済基金を可能な限り最善かつ迅速に活用する方法を決定しました。

「私は以前、トルコで地震後の復興プログラムを担当していたこともあり、この悲劇に見舞われた多くの地域社会に心を寄せています。世界評議会と世界財団は、何十年にもわたって自然災害後の金融協同組合を支援してきました。困っている人々を支援するために、世界的な信用組合運動の寛大さを動員する一助となることを誇りに思います。」

 

※ 文中の金額は1カナダドル=99.80円で換算

※ 文中の金額は1英ポンド=160.97円で換算

※ 文中の金額は1デンマーククローネ=19.19円で換算

※ 文中の金額は1ユーロ=143.21で換算

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/icmif-members-around-the-world-announce-generous-donations-to-help-rescue-efforts-in-turkiye-and-syria-after-the-earthquake/

掲載日付2023.2.16