2023 年の ICMIF 再保険担当者会議( MORO) は、2023 年 6 月 6 日(火)から 8 日(木)曜日まで、アイオワ州デモイン (米国) にあるEMC本社で、同社のホストで開催されます。現在、いくつかのエキサイティングなトピックを計画しており、その概要については当ニュース記事あるいはICMIFウェブサイトでご確認ください。また、素晴らしい講演者の選定も進めており、詳細は今後数週間で最終確定する予定です。
再保険市場は多くの種目や地域で大幅な値上げや条件変更が余儀なくされ、最近の契約更改交渉の中で最も難しく、苛立たしく、複雑な契約更改でした。インフレ、ウクライナ戦争、気候変動リスクなどがすべて、この困難な契約更改の原因となっています。こうした背景から、ICMIF 会員団体が互いにサポートし合うことはこれまで以上に重要であり、MORO はこれを行う絶好の機会を提供します。
MOROとは?
MORO は、「Meeting of Reinsurance Officials 」の略で、相互扶助保険分野の再保険担当者が 2 年ごとに集まるユニークで世界的な集まりです。
議題
MORO 2023 には、次のトピック/セッションが含まれます。
ミニモンテカルロ
- 30 分の会議設定時間で 、参加者が1 対 1 で再保険について話し合う。
再保険市場の現状
- 再保険専門家によるパネルディスカッションで、再保険市場における最新の注目トピックと、最近の難しい再保険更改の背後にある要因について議論します。
(再)保険におけるESGと持続可能性
- 相互保険会社が最新の研究や技術を活用して、回復力のある地域社会を育成し、壊滅的な災害被害に対処してより良い復興を遂げる方法など、持続可能性を追求するための保険活用方法を探ります。
気候、保険金請求、巨大災害モデル
- 気候変動が自然災害の発生頻度と深刻度を高めており、それが (再) 保険業界にどのような影響を及ぼしていかについての考察を共有します。また、巨大災害モデルに関する最新情報と、新たな二次災害の脅威についても紹介します。
(再)保険における新たなリスク
- 保険・再保険業界における新たなリスクについて検討します。業界の専門家による議論を通して、新たなリスクやそれに関連する課題等について相互保険会社が関連性と競争力を維持するためにどのように適応すればよいかについての考察を共有します。
サイバー保険
- サイバーセキュリティとサイバー保険の最新動向を探り、相互保険会社がパートナーと協力して組合員にサイバー保護を提供する方法の事例を紹介します。
イノベーションとインシュアテック
- 技術が保険業界をどのように変革し、保険会社が顧客と関わり、より効果的にリスクを管理するための新しいビジネス モデルを作成しているかについての考察と事例を紹介します。
会員団体はなぜ MORO 2023 に参加する必要があるのでしょうか?
MORO は、世界中の ICMIF 会員団体の仲間と再保険の知識を共有し、共通の関心事について話し合う絶好の機会です。この3 日間のイベントでは、専門家による講演、討論パネル、分科会、1 対 1 のミーティングが行われ、再保険の問題が相互保険会社や協同組合保険会社に与える影響について独自の焦点を当てます。例年通り、MORO は再保険市場の現状を見ることから始まります。前回の再保険契約更改を考えると、いつも以上に大きな意味を持ち、参加者のすべてに意見を述べる機会を提供することになるでしょう。
MOROは、協同組合・相互扶助部門の再保険専門家による比類のない集まりで、ICMIF会員団体が学び、情報を共有し、関係を構築し、互いにビジネスを行うための理想的な機会として、広く認知されています。
前回の MORO は 2022 年 5 月にヴィースバーデン (ドイツ) で開催され、19 か国の36 団体から 72 人の再保険担当者が集まり、互いに学び、ビジネスを行いました。MORO 2022 の各セッションの録画と講演資料をご覧になりたい方は、Mike Ashurst (再保険および専門能力開発担当) までお問い合わせください。
参加登録の受付けを開始しました。参加を希望される方は、こちらの2023年MOROの公式画面から登録してください。
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2023.2.23