JA共済連は、保険とサービスを一体的に提供する取り組みの一環として、今年4月から新たに「あんしんくらしプロジェクト」をスタートさせた。このプロジェクトは、「いえ・くるま・農業」の3つの分野を中心に、防災・減災・再発防止など、組合員・利用者・地域住民の安全・安心な暮らしをサポートするさまざまなサービスを提供する。
JA共済連は、組合員や地域住民に”切れ目なく寄り添う”ことを基本コンセプトとして、健康増進、防災・減災、再発防止などのサービスを中心に新たな付加価値の提供を目指しており、その一環として2021年4月より組合員・利用者・地域住民の健康づくりを総合的に支援する活動「げんきなカラダプロジェクト」を展開してきたが、今回、新たに前述の「あんしんくらしプロジェクト」を展開することになった。JA共済連では、この2つのプロジェクトを通じて、人々の豊かな暮らしづくりをサポートするとしている。
「いえ」分野では、契約者の家の状態の理解、防災・防犯への取組みをサポートすることで、災害時の被害の軽減や早期復旧につなげ、安心・安全なすまいでの暮らしに寄与する。建物更生共済の契約者を対象に、①住宅の修理・リフォーム業者紹介サービス、②住宅診断サービス、③ホームセキュリティサービスの3つのサービスを提供する。住宅の修理・リフォーム業者紹介サービスでは、関係会社が運営するナビゲーションを利用して、加盟審査基準をクリアした住宅の修繕・リフォーム業者を紹介し、住宅診断サービスでは、中立な専門家が住宅診断を行う調査・アドバイスサービスを提供する。また、ホームセキュリティサービスは、優待価格で提供する。
「くるま」分野では、自動車共済の契約者を対象に、認知機能を含めた運転技術の向上や自動車の状態に対する理解、自動車事故・盗難のリスク低減に関する取り組みをサポートすることで、組合員・利用者の長期的な安心・安全なカーライフの実現に寄与することを目的に、①脳トレーニングサービス、②軽度認知症スクリーニング検査取扱施設の紹介、③運動トレーニングサービスの3つのサービスを提供する。このうち、脳トレーニングサービスでは、オンラインで受講できる認知症予防プログラムを無料で提供し、認知症の前段階である「軽度認知症障害」のリスクを判定する血液検査の取扱施設を紹介する。また、運動トレーニングサービスでは、オンラインで受講できる認知症予防プログラムを優待価格で提供する。
「農業」分野では、農業経営に関するリスクの理解、予防・対策への取組みをサポートすることで、災害や事故時の被害軽減や再発防止につなげ、安定した農業経営に寄与する。また、自動車共済、建物更生共済または農業者責任共済の契約者を対象に、車両・農機等の盗難を防止するため、防犯カメラによるセキュリティサービスを優待価格で提供する。
JA共済連では、これら2つのプロジェクトを通じて、組合員・利用者・地域住民に寄り添いながら、豊かな生活づくりをサポートするとしている。
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
JA共済連”あんしんくらしプロジェクト”を新たに開始https://www.icmif.org/news_story/zenkyoren-announces-launch-of-the-the-peace-of-mind-living-project/
掲載日付2023.11.27