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活動の記録

AOA会員訪問団2024年に5カ国・11団体26名が参加

 AOA会員訪問団による視察は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け2019年9月のNTUCインカム社(在シンガポール)訪問を最後にしばらく開催を見送ってきましたが、本年5月22日から23日の日程で、日本の東京と千葉で開催されました。今回の会員訪問団には、フィリピン、ニュージーランド、スリランカ、韓国、日本の5か国から11団体26名が参加しました。本会は、こくみん共済coop、コープ共済連とともにホスト団体となり、日本共済協会が協力団体として訪問団を受け入れました。

 今回の会員訪問団は、日本の共済事業の現状を説明するとともに、組合員・契約者(労働者・消費者・農業者)が異なる3つの共済団体のそれぞれの組織の特長や取り組み等について、参加者に理解を深めてもらうことを目的に開催されました。2日間という短い日程ではありましたが、イベント後に実施したアンケートでは参加者の皆様から非常に高い評価をいただきました。

 

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<参加者からの主なコメント>

  • 今回のセミナーでは、特に地震を含めたあらゆる事態に真剣に備える方法を確認し、その内容は私達にとって目を見張るものがありました。シミュレーション演習では、マグニチュード 9 や 10 がどれほど強く、どれほど破壊的であるかを実感するのに非常に役立ちました。また、この経験を通じて、私達は真剣に会員に対する自己啓発キャンペーンの戦略を準備し、採用する必要があると感じました。
  • 私達が訪問したAOAのメンバー組織は、それぞれの分野で本当に素晴らしい活動をしていることが分かりました。それは会員のニーズに合った様々な保険商品を提供することで、会員の生活を安心・安全にサポートするためのプログラムだした。
  • この経験を通じて、他の人達がどのようにしてリスクを管理し、より効率的に物事を進めることができるかを個人的に知ることができました。
  • 実際の現場を知ることができ、知識のアップデートにつながりました。
  • 今回は素晴らしい訪問だったと感じています。私は多くのことを学び、ホスト全員の温かいもてなしと知識を共有したいという意欲の両方を高く評価しています。
  • 参加者は、他の保険・共済団体や連盟と交流し、それらの団体が提供するさまざまなサービスについて学ぶことができました。

 

【日程/内容】

5月22日:JA共済幕張研修センター(千葉県)                            

➀ 日本の共済事業について 日本共済協会
② JA共済連の事業概要・事業戦略における災害への取り組み JA共済連 歸山専務
③ 地域と農業に関する取り組み JA共済連 近藤常務
➃ JA 共済連における巨大自然災害に対する支払余力の確保と迅速かつ適正な支払いに向けた取り組み 主計部  再保険G
⑤ ザブトン教授の災害教室 農業・地域活動支援部
⑥ 農業リスク低減に向けた取り組み 農業・地域活動支援部

 

一般社団法人日本共済協会

 

日本共済協会からは、日本では共済事業を規制する法律と監督官庁は団体により異なること、生命分野と損害分野の兼業が認められていることなど日本の共済事業の特徴について説明がありました。また、少子高齢化とそれに伴う人口減少、今年1月に発生した能登半島地震をはじめとした頻発する巨大自然災害の影響や低金利下の厳しい運用環境等、日本の共済事業を取り巻く諸課題について具体的な数字を用いた解説がありました。

 

    日本の共済事業について(日本共済協会)                             

 

 

JA共済

 

JA共済連の「ひと、いえ、くるま」の引受・支払にかかる人材育成の場である施設(JA共済幕張研修センター)を視察するとともに、「ザブトン教授の災害教室」や「農作業事故体験VR」を体験することで、災害への備えについての取り組みのポイントや本会が展開する農業リスクへの取り組みの全体像について学びました。

 

    JA共済連の事業概要・事業戦略における災害への取り組み/地域と農業に関する取り組み      

 

    JA共済連における巨大自然災害に対する支払い余力の確保と迅速かつ適正な支払いに向けた取り組み  

 

    ザブトン教授の災害教室                                    

 

    農作業事故体験VR                                       

 

    JA共済幕張研修センター視察の様子                               

 

    夕食会(JA共済ビル/みどり食堂)                                

<開会挨拶(柳井会長)>           <乾杯のご挨拶(こくみん共済coop 打越理事長)>

 

<中締めのご挨拶(コープ共済連 和田理事長>                         

<夕食会の様子>                                       

 

 

 

 

 

5月23日:こくみん共済coopビル(東京都)/東京大学駒場キャンパス(東京都)                  

➀こくみん共済coopの組織概要について AOAセミナーYLP参加者
➁住まいる共済(火災共済・自然災害共済)について こくみん共済coop  髙橋常務
➂東大生協の取り組み 東大生協 石田理事長
➃コープ共済連の概要について コープ共済連 淺田部長
⑤全国の大学生協の概況と学生総合共済に関する取り組みについて
 
全国大学生協連 中野理事
東京大学生協 森田学生

 

ピットくん   こくみん共済 coop <全労済>

  • こくみん共済coopからは、昨年9月にオーストラリア・シドニーで開催されたAOAセミナーのヤングリーダーズプログラムに参加した3名の職員から、こくみん共済coopの組織概要、事業活動等に加えて、こくみん共済 coop が取り組む社会活動についても説明があり、活動の柱としている「防災減災の取り組み」「子どもの健全育成の取り組み」「環境保全の取り組み」の3つについて詳しい解説がありました。また、こくみん共済coopにおける自然災害への対応の歴史を5つの挑戦に分け、その時々の社会課題に対して共済事業や運動を通じて安心を提供してきたこくみん共済 coopの70年の歴史についての説明を受けました。

    会場の様子

    くみん共済coopの組織概要について                              

 

   住まいる共済(火災共済・自然災害共済)について                       

 

 

   明日のくらし、ささえあう コープ共済

  • コープ共済連からは、「事業概況の説明」に加えて、「組合員の声をもとに商品改定を重ね、現在では4つの商品を主なラインナップとして970万人を越える人々に加入されるまで大きく成長しているCO・OP共済の歴史、等」に関する説明を受けました。
  • 全国大学生協連東京大学生協からは、「全国の大学生協の概況」と「学生総合共済に関する取り組み」や「東京大学生協の活動事例」が紹介されました。

   会場の様子                                         

    東大生協の取り組み                                     

    コープ共済連の概要について                                  

 

    大学生協における学生総合共済取り組み紹介                           

 

     昼食会(東京大学/学生食堂)                                 

 

 

    訪問団からホスト団体へのお礼                                      

P. A. キリワンデニヤ副会長(サナサ保険会社)

アダム・ヒース理事(FMG)

ジョスリン・D・デキートウ副会長(CARD MBA)

     その他