ICMIFの概要
ICMIFは世界75か国、290団体(16年10月現在)からなり、世界の協同組合保険・共済事業の発展のため、加盟団体への情報提供や各種会議・研修の主催、そして協同組合保険の価値につき国際世論に積極的に働きかけるという役割を担う団体です。
わたしたちAOAはアジア・オセアニア地域におけるICMIFの地域協会です。
フェルナイレン会長と今回の訪問目的について
フェルナイレン会長はベルギーの大手協同組合保険団体 P&Vグループの執行委員会会長であり、昨年10月にICMIF会長に就任しました。
今回の訪問は、ICMIF会員への就任挨拶や新会員獲得活動、情報収集・意見交換やICMIFの5-5-5マイクロインシュランス開発戦略のプロモーションを目的としたものです。
※5-5-5マイクロインシュランス開発戦略とは
※ 参考リンク
韓国・日本での日程について
AOAでは、NH生命保険(韓国会員)およびJA共済連(日本会員)と連携し、韓国および日本におけるフェルナイレン会長一行の訪問日程をアレンジしました。
韓国と日本における主な訪問内容は以下のとおりです。
a. 講演
フェルナイレン会長とターバック事務局長は韓国で一度、日本で二度の講演を行ないました。
講演では、ICMIFが調査公表している世界の協同組合/相互扶助の保険組織の現状や、ICMIF会員の国際的な認知向上のために実施しているG20ビジネスサミットや保険開発フォーラムにおける政策提言活動、5-5-5マイクロインシュランス開発戦略、今後の活動概要などについて説明がありました。
b. 会員などの訪問
- 韓国 (2/28)
中国から韓国に移動したICMIF会長一行は、韓国における主要会員である農協系のNH生命保険、NH損害保険と合同で面談し情報交換するとともに、今後のICMIF活動などにつき意見交換を行ないました。さらに、ICMIFに興味を示している団体への訪問もあわせて実施しました。
なお、AOAからは勝瑞会長(JA共済連理事長)と古和田事務局長が、韓国団体とICMIFの相互理解と親睦の橋渡し役として、この韓国訪問に同行しています。
日本に入り、フェルナイレン会長一行は、日本会員との面談を精力的にこなしました。到着した3月1日午後には、大学生協共済連、全労済を訪問。翌3月2日は、午前中にJA共済連を訪問し講演を行なうとともに、ランチミーティングではコープ共済連・日火連の役員らと意見交換しました。また、午後には日本共済協会の役員らと面談の後、同協会の会員向け研究会において講演を行ないました。
c. その他
多忙なフェルナイレン会長一行の日程は非常にタイトなものでしたが、東アジア各国の文化や習慣などについて短い時間ながら触れる機会もありました。各国の相違点と共通点について認識を深めていただければ幸いに思います。
以 上