2018年 AOAセミナー・香港
国際協同組合保険連合アジア・オセアニア協会(AOA)では、会員団体の役職員を対象とする「AOAセミナー」を今年12月に香港にて開催します。
このセミナーは、アジア・オセアニア地域の協同組合保険・共済団体の発展に向けて2年に1度開催されるもので、今回は「デジタル革新と協同組合/相互扶助の保険組織の戦略」をテーマとし、AIやIoT、ブロックチェーンなどデジタル・テクノロジーの革命的進化が、共済・保険事業の各分野に与える影響が良くも悪くも無視できなくなっている現在、我われ協同組合/相互扶助の保険組織は、それらをいかに事業に取り込み、組合員・契約者のため活用していくべきか、また、どのような点に注意すべきなのかについて、有識者による世界的潮流の解説やAOA会員による先進的取り組み事例の紹介、そしてパネルディスカッションなどを通じて様々な視点から考察します。
1.日程
2018年12月6日(木)および12月7日(金)
2.場所
ロイヤル・プラザ・ホテル(香港・九龍)ジュニア・ボールルーム I-II(3階)
Royal Plaza Hotel, Junior Ball Room I-II (Level 3)
193 Prince Edward Road West, Kowloon, Hong Kong
Royal Plaza Hotel, Junior Ball Room I-II (Level 3)
193 Prince Edward Road West, Kowloon, Hong Kong
3.ホスト団体
アジア・アフィニティ・ホールディングス(香港、準会員)
4.プログラム概要
下表のプログラムは都合により一部変更となる可能性があります。
イベント・日時
|
講演者
|
テーマ・場所 | |
開催前日
12月5日(水)
|
|||
若手参加者向け
レセプション
19.00 – 21.00
|
【若手参加者限定イベント】
|
「Slow Life」
214 Prince Edward Road West, Prince Edward, Hong Kong
(Royal Plaza Hotelから徒歩すぐ)
|
|
第1日目
12月6日(木)
|
|||
AOA理事会
8.00 – 10.00
|
【招待者限定セッション】 | 19階Royal Club Lounge内の会議室(大)にて | |
受付
10.00 – 10.30
|
Junior Ball Room I-II (Level 3) 入口にて | ||
開会挨拶
10.30 – 10.50 |
柳井 二三夫
AOA会長(JA共済連 代表理事理事長)
グラハム・クラーク
|
||
基調講演 I
10.50 – 11.20
|
ローワン・ダグラス
資本・科学・政策部門 最高責任者
|
ネットワーク化した世界でリ・インベンションにより保険の新たな価値を創出する
|
|
対談
11.20 – 11.40
|
ローワン・ダグラス × ICMIFターバック事務局長
|
保険業界全体およびICMIF会員におけるデジタル・イノベーションの進展状況と、営利保険会社と協同組合/相互扶助の保険組織の大きな特徴の差について
|
|
休憩
11.40 – 12.00
|
|||
基調講演 II
12.00 – 12.40
|
アラップ・チャタジー
持続可能な開発・気候変動局
主席金融セクター・スペシャリスト
|
災害リスクと保険市場における規制/
保険におけるFinTech – イノベーションを次の段階に進める
|
|
対談
12.40 – 13.00
|
アラップ・チャタジー × グラハム・クラーク× P. A. キリワンデニヤ(スリランカ)
|
基調講演IIのテーマについて
|
|
昼食
13.00 – 13.50
|
|
La Scala (Level 2)
|
|
事例報告 ①
13.50 – 14.25
|
西オーストラリア州における無人電気自動車の試運転
完全自動化した電気シャトルバスを公道で安全に運行するためのRACの過去2年間の取り組みを、運行システム、オンボード・テクノロジー、ルートの評価・選択・準備、安全を最優先した運行上の要件などに関する議論も含め、多様な観点からご紹介します。
|
||
事例報告 ②
14.25 – 15.00
|
ジュリアナ・チャ
NTUC Income(シンガポール)
デジタル・トランスフォーメーション部長
|
NTUC Incomeのデジタル・トランスフォーメーションの旅
デジタル・トランスフォーメーションは商品設計、販売、配送、サービスのあり方に関しあらゆるものを劇的に変えます。自己変革できない企業は淘汰されますが、生物の進化と同様に、多くの予期せぬ新興企業が現れ、既存の企業は自らを新しいビジネスモデルに適応させるでしょう。
|
|
休憩
15.00 – 15.20
|
|||
事例報告 ③
15.20 – 15.55
|
小野 広記
コープ共済連(日本)
共済金企画部長
|
AI利用の共済金査定業務高度化と業務最適化 現状の共済金支払業務は、熟練スタッフに支えられた人間系の業務実態となっています。しかし未来予測として、日本は、全世界に先行して超高齢社会・人口減少社会に突入をしていきます。このような時代認識の中、「将来にわたって、くらしの安心を提供し続けていく」ために、共済金支払業務を安定的に継続していける姿を構築していくことが求められます。コープ共済連は、AIを含むIT技術を活用して、協同組合のアイデンティティの維持との両立を意識しながら、業務改革を進めており、その事例を紹介します。
|
|
パネル
15.55 – 16.20
|
事例報告①~③の発表者
|
モデレーター:ターバックICMIF事務局長 | |
クロージング
16.20 – 16.35
|
AOA事務局 | 事務連絡等 | |
第1日目終了
16.35 |
|||
19.00 頃~ |
ホスト・AOA共催ディナー
17.30 ホテルロビーに集合・出発
船着場にバス移動しフェリーでラマ島へ(帰途も同様)
|
(ラマ島)
|
|
第2日目
12月7日(金)
|
|||
会員団体CEOと
若手参加者の
ラウンドテーブル
8.00 – 8.50
|
3階セミナー会場にて(合計4グループを予定)
|
||
基調講演 III
9.00 – 9.40
|
デジタル・エンゲージメントによる強靭性(レジリアンス)と持続可能性の構築 私たちのコミュニティの中の脆弱で十分なサービスが受けられていないセクターに、強靭性と持続可能性をもたらすことを促すテクノロジーの活用について探ります。
|
||
特別講演
9.40 – 10.10
|
アジアの主要テーマ
外部専門家の視点からデジタル・イノベーションにおける市場慣行と市場のベストプラクティスを共有する。プレゼンテーションとインタラクティブな議論を組み合わせたセッションとなる予定。
|
||
休憩
10.10 – 10.25
|
|||
事例報告 ④
10.25 – 11.00
|
歸山(きやま) 好尚
JA共済連(日本)
常務理事
|
JA共済連のデジタル戦略
これまで使い続けてきたレガシー・システムの保守性低下により新分野へのシステム投資が阻害されています。また、先進的安全車の登場で自動車保険が大きく変容しています。
この環境下、日本ではスマートフォンの普及、無線通信の高速化、GPSの精度向上、AIの進化など適応すべき技術が一気に押し寄せてきており、この活用が組合員の信頼を継続するために必要不可欠です。 JA共済のレガシー・システムの現状と新たに導入していく技術につきご紹介します。 |
|
事例報告 ⑤
11.00 – 11.35
|
キム・ジェボン
NH生命保険(韓国)
デジタル・ファイナンス部
シニアマネージャー
|
デジタル・マーケティング・プラットフォームを通じた統合的ビジネス・マネジメント
①オンライン保険に基づくデジタル・マーケティング・プラットフォームの構築事例
②デジタル技術を活用したビジネス効率とコスト削減にかかる効果分析
|
|
事例報告 ⑥
11.35 – 12.10
|
オンラインでリレーションシップ・モデルを強化する
FMGのリレーションシップ・ポジショニングにおいて、より多くの選択肢、利便性、主導権を顧客に提供するオンライン機能を着実に開発するというFMGの戦略とプランを共有します。
|
||
パネル
12.10 – 12.45
|
ケビン・アンジェリーニ、 |
モデレーター:ターバックICMIF事務局長 | |
2019オークランド 総会へのご案内 12.45 – 12.55 |
FMGは次回2019年11月12日(火)~15日(金)の期間に開催される、ICMIF・AOA総会でホスト役を務めます。会場はニュージーランドのオークランドです。 | ||
昼食
12.55 – 13.45
|
|
La Scala (Level 2)
|
|
ヤング報告 13.45 – 14.15 |
若手リーダーの旅 – 機会を得て潜在力を解き放つ 昨年のロンドンICMIF総会に併せ開催された「ヤングリーダー・プログラム」、2018年11月6〜9日にフィンランドで開催のICMIF「インテリジェンス委員会」・「ヤングリーダー・フォーラム」にジャクリン・バレナ氏が参加して得た情報や経験を共有します。
|
||
事例報告 ⑦
14.15 – 14.50
※都合によりキャンセル
|
P. A. キリワンデニヤ
サナサ保険会社(スリランカ)
会長
|
サナサ保険会社が導入した天候インデックス保険にデジタル革新が与えたインパクト
適切なデジタルイノベーションが成功への鍵
|
|
事例報告 ⑧
14.50 – 15.25
|
|
eCall:より安全なモビリティと緊急通報の分野における模範的官民協力について eCallは、車両用の自動緊急通報システムで、欧州委員会のプロジェクトです。フランスのeCallは2017年10月1日以降、政府の委託を受けたアシスタンス企業全国連盟(SNSA)が運営しており、いずれ完全に義務化の予定です。
|
|
休憩
15.25 – 15.40
|
|||
パネル
15.40 – 16.05
|
ジャクリン・バレナ、 |
モデレーター:ターバックICMIF事務局長 | |
ICMIF報告
16.05 – 16.30
|
ショーン・ターバック
ICMIF事務局長
|
ICMIF活動報告、次回総会、次期4か年計画、新会員(中国)の紹介など
|
|
閉会挨拶
16.30 – 16.40
|
柳井 二三夫 AOA会長 | ||
閉会
16.40
|
閉会後、自由解散
|
- 背景色が水色になっているイベントは若手参加者(概ね35歳以下)向けプログラムとなります。
- 休憩時間等は表示を省略しています。
5.対象者
AOA会員団体の役職員が対象です。
なお、今回AOAでは、初めての試みとして若手職員向けプログラムを、メインとなるセミナーの時間外に設定する予定です。つきましては、役員および管理職の方々の参加に加え、若手職員(35歳以下が目安)についても、派遣をぜひご検討ください。
また、会員の関連団体および新規入会希望団体の役職員の方の参加希望については、AOA事務局に個別にご相談ください。
6.使用言語
セミナーはAOA公式使用言語である日本語および英語で行なわれ、この二か国語間の同時通訳サービスが付きます。
7.お問合せ
ご不明な点などがございましたら、遠慮なくAOA事務局(intl_zenkyoren@yahoo.co.jp)までお問い合わせください。