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相互扶助の保険会社DEVK(ドイツ)、ICMIFのフィリピンにおける5-5-5マイクロインシュランス開発戦略への支援を発表

2017年ICMIF隔年総会での5-5-5            フィリピンプロジェクトのパートナ国際協同組合保険連合(ICMIF)のドイツの会員であるDEVKは、 ICMIFの5-5-5マイクロインシュランス開発戦略への支援を発表しました。DEVKは、5-5-5戦略の下、フィリピンで行われるプロジェクトに対する財政支援を行います。当戦略は、今まで保険に未加入だった500万人の低所得層にマイクロ保険を提供することにより直接的に支援するものです。

DEVKの国際協力部門長、ナディーン・アネミュラー(Nadine Anemüller)氏は、次のように述べています。「考え方や活動において、当社は持続可能な開発を目指すことの価値にコミットしています。私たちは、より脆弱な世界の各地域において、共通の原則に基づく、手の届く包括的で質の高いリスク保障を人びとに提供可能とする仕組みは、支援に値するものであると考えています。」

ICMIFの5-5-5マイクロインシュランス開発戦略は、新興市場の5カ国を対象にした5カ年プロジェクトで、500万世帯に新たに保険を提供し、貧困から脱却させることを目指しています。最終的な目標は、インド、フィリピン、ケニア、スリランカ、コロンビアの各国の貧しい地域社会において、強靭性を構築することです。また、5-5-5戦略は、国連の持続可能な開発目標 (SDGs)の少なくとも5つの目標に直接貢献します。

5-5-5戦略の下でフィリピンにおいて実施されるプロジェクトは、2016年6月に開始されました。これは5つのプロジェクトの中で最初のものとなりました。フィリピンは、自然および人為の災害に対して世界で最も脆弱な国の1つと考えられます。フィリピンでは、人口のおよそ25%が貧困ラインを下回る生活をしており、激甚な災害に対するマイクロ保険は、大災害が発生した後に低所得層の人々が貧困に陥るのを防ぐのに重要な役割を果たすことができます。

このプロジェクトについてICMIFは、地元の会員であり、17のマイクロ保険共済組合(Mi-MBA)の1つであるフィリピンマイクロ保険共済組合協会(リマンジ(RIMANSI))、およびマイクロ保険技術資源センターと提携しています。それに対してリマンジは、そのMi-MBAのネットワークを支援し、さらに500万人の低所得層のフィリピン人に対して生命保険商品の提供を拡大します。5-5-5戦略の開始から現在まで、新たに約320万人が相互扶助のマイクロ保険の保障を受けています。

ICMIF基金を代表して、サビエ・パテル(Sabbir Patel)氏は次のように述べています。「DEVKの5-5-5戦略への取り組みに大変感謝しています。これは最終的に低所得層の人々の生活や暮らしに変化をもたらします。5-5-5戦略は、新興市場および先進市場のICMIF会員にとって、互いに協力し相互扶助のマイクロ保険の拡大を持続的に推進する貴重な機会です。」

DEVKグループは2つの相互扶助の保険会社が主導しています。1つは 生命保険会社(DEVK Lebensversicherungsverein a.G.)、もう1つは損害保険会社(DEVK Sach und HUK-Versicherungsverein a.G.)で、それぞれ1886年と1889年に鉄道員によって設立されました。それ以降DEVKは、相互主義の基本原則を重視してきました。これらのルーツから、パートナーシップへの理解と持続的成長が形作られました。現在、DEVKはあらゆる種類の金融および保険サービスを取り扱っており、約400万人の加入者を有しています。

写真:2017年ICMIF隔年総会での5-5-5フィリピンプロジェクトのパートナー

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
記事日付 2018.4.23

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