今年は、アルゼンチンがG20サミットの議長国を務めます。また、金融と経済の安定および成長を促す社会的保障メカニズムとしての保険への認識の高まりにより、G20サミットで初となる保険フォーラムが開催されます。G20保険フォーラムは、パタゴニア地方のバリローチェ(アルゼンチン)で2018年9月に開催されます。
アルゼンチンの保険局長、ファン・パゾ(Juan Pazo)氏は、保険の果たすポジティブな役割を個人的に確信しており、保険に特化した会議を開催するよう、政府およびG20のリーダーたちを熱心に説得しました。その後、ICMIFおよびジュネーブ・アソシエーション(シンクタンク)は、密接に連携し、会議の議題を作成しました。ICMIF会員のサンコール・セグロス(Sancor Seguros)、ラ・セグンダ(La Segunda)、およびアディラ(ADIRA) は、このプロジェクトを支援しており、フォーラムの主催を手伝う予定です。
G20保険フォーラムについて、ICMIFのショーン・ターバック(Shaun Tarbuck)事務局長は、次のように述べています。「ICMIFは、地球規模の課題に取り組む保険の役割を確信しており、このフォーラムが保険に関する監督や立法、および保険業界の歴史的マイルストーンになることを強く期待しています。保険セクターの意見なしでは、持続可能な開発、インフラへの長期投資に対する障害、技術革新、および金融の安定に関する十分な議論は行えません。保険業界は、経済の強靭性を向上させる革新的商品の開発を通じて、また共通目標に向けた方策を促進するものとして、多くの課題に取り組む主要なステークホルダーです。」
「全体の目的は、今日世界が直面する最も差し迫った問題に対する解決策の提供者としての保険組織の役割を、G20のリーダーたちに提示することです。健全な保険の原則に基づき、保険業界がどのように解決策を提供するのかを具体的に示すことで、保険の重要な役割を説明する予定です。」と、ターバック氏は締めくくりました。
G20保険フォーラムの目的は以下のとおりです。
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- インフラへの長期投資の推進
- 強靭な経済の構築
- デジタル破壊への対応
- ビジネス(特に再保険)のグローバル化
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IAISの事務総長のジョナソン・ディクソン(Jonathon Dixon)氏、世界銀行・専務理事兼CFOのジョアキン・レビ(Joaquim Levy)氏、ロイズ・オブ・ロンドンCEOのインガ・ビール(Inga Beale)氏など、保険業界の代表的人物を含む10人のICMIF会員団体のCEOが会議への参加を依頼されています。
また、9月のアルゼンチンでのフォーラムには全てのICMIF会員に案内が行われる予定です。
詳細は、ショーン・ターバックまでお問い合わせください。