オーストラリアのICMIF会員団体である、西オーストラリア州自動車クラブ（RAC WA）は、同州最大のスポーツ娯楽施設パース・アリーナと命名権契約を新たに締結したと発表しました。2018年9月1日より「RACアリーナ」となります。
同アリーナは2012年11月のオープン以来、アイスリンクでのイベントからバスケットボールの試合、世界的なスターのコンサートまで、1年に平均80回のイベントが開催されています。昨年は、ビルボードが発表する会場別チケット売り上げランキングで世界5位となりました。
RACグループの最高経営責任者（CEO）であるテリー・アグニュー（Terry Agnew）氏は、西オーストラリア州に100万人以上の会員を持つ団体として、シンボル的な施設への支援を拡大でき光栄だと述べました。
「RACは2013年にこのアリーナの設立パートナーとなり、その後、RACローカル・ラウンジのスポンサーにもなっています。
同アリーナでは、2013年から毎年『ビー・ストリート・スマート（bstreetsmart）』という無料の道路安全イベントが開催されており、これまでに10～12歳の児童3万人が参加しました。」（アグニュー氏）
ビー・ストリート・スマートは同クラブが実施する多くのコミュニティ・プログラムの1つです。これは、自動車の衝突シーンを再現したり、事故で負傷した人々にインタビューしたりすることにより、自動車事故による負傷の実態について若者を教育するプログラムです。このイベントでは、不注意運転やスピード違反、飲酒や薬物摂取後の運転をするとどうなるかを実演し、リスクテイク行動をいかにして抑えるかを学んでもらうことを目的としています。
アグニュー氏によると、「RAC会員が昨年受け取った会員特典の総額は4,500万豪ドル超と、過去最高となりました。当クラブはこのパートナーシップを通じて、交通安全の重要性をコミュニティに伝え、共に取り組み、RACアリーナを訪れる会員により多くのメリットや体験、思い出を提供することを目指しています。」
会員には、各種商品・サービスでお得な特典が受けられます。旅行やガソリン、雑貨、娯楽、飲食、RACの商品・サービスでさまざまな割引があります。また、同アリーナの設立パートナーとして、アリーナで開催されるイベントのチケットや一部のショー、体験イベントの割引券を会員に抽選でプレゼントしています。さらに、会員はアリーナ内のラウンジに入場でき、イベント前の時間を楽しむことができます。
「2013年よりパートナーとして緊密に協力してきたRACが命名権協賛スポンサーとなるのは非常に喜ばしいことです。RACは優れた会員サービスを提供するブランドの代名詞であり、西オーストラリア州に100万人以上の会員がいる、認知度が高く信頼できるブランドです」と同アリーナのマイケル・スコット（Michael Scott）総支配人は述べています。
「今年初めにオープンしたRACローカル・ラウンジは好評で、次のステップともいえる今回の協賛も我々だけでなく州民の皆さんに喜んでいただけるでしょう。」（スコット氏）
同州のミック・マリー（Mick Murray）スポーツ・娯楽相は、次のように述べています。「パース・アリーナはイベントプロモーターやアーティスト、スポーツチームから、世界有数のスポーツ娯楽施設として認知されています。RACが全国入札でこの契約を勝ち取り、当州の世界レベルのアリーナが真に地元の組織にちなんだ名前を冠することを喜ばしく思います。」
RACは同州の都市圏および地方圏で合計1,400人以上を雇用するなど、同州の雇用創出と経済に大きく貢献しています。また西オーストラリア州におけるモビリティ、交通安全、輸送の改善・向上を提唱し、基幹業務であるロードサービスの他、旅行、観光、保険、警備、自動車サービスまで州内の幅広い産業において雇用を支えています。
写真：RACインテリバスに乗るテリー・アグニューCEO（左）とベン・ワイアット（Ben Wyatt）西オーストラリア州財務相、RACアリーナ発表会にて
