スリランカのICMIF会員であるアマナ・タカフル（Amãna Takaful、ATL）は、先般同国コロンボで開催された南アジアイスラム金融フォーラム（IFFSA）で複数の賞を受賞しました。
アマナ・タカフルPLCが、最も優秀なイスラム保険（タカフル）機関に授与される「タカフル・オブ・ザ・イヤー」金賞、またモルジブのオフショア子会社であるアマナ・タカフル・モルジブが同カテゴリー銀賞を受賞しました。アマナ・タカフルは南アジア地域の「金融機関オブ・ザ・イヤー」の銀賞も獲得しました。
アマナ・タカフルはさらに革新的な保険スキーム「キリゴビ・サトゥカラ（Kiri Govi Sathkara）」で「プロダクト・オブ・イヤー」の金賞を受賞しました。この保険は、同国の畜産農家に保障を提供するための商品で、家畜の死廃事故や自然死を対象とした、生命保険に類似した補償を含んでいます。
同フォーラムでは、南アジア地域のイスラム銀行・金融業で貢献をした個人・組織が表彰されました。このIFFSAアワードは、業界における優秀な機関を表彰し、顕著な業績やイノベーション、テクノロジー利用、社会貢献に報いるものです。
今回の表彰はインド、パキスタン、バングラデシュ、モルジブ、スリランカから代表が集まるIFFSAの第3回会合の締めくくりに行われました。複数のカテゴリーで表彰が行われ、候補機関は業界の第一人者からなる審査委員会の厳正な審査と評価を通じて選定されました。
アマナ・タカフルPLCのファザル・ガフォール（Fazal Ghaffoor）CEOは今回の複数受賞について、次のように述べています。「この度は『タカフル・オブ・ザ・イヤー』金賞と南アジア地域における「金融機関オブ・ザ・イヤー」の銀賞を受賞しました。また、「キリゴビ・サトゥカラ（Kiri Govi Sathkara）」で「プロダクト・オブ・イヤー」金賞も獲得することができました。我々は、お客様と出資者の皆さんに利益性と生産性の高い、最良のサービス・商品を提供するべく努力しています。こうした受賞は、常日頃のお客様の確固とした信頼のおかげといって差し支えありません。スリランカにおけるイスラム保険の草分け的事業者であり唯一の成熟した事業者として、今回の受賞は、当組織がスリランカの金融サービス産業にもたらすイスラムにのっとったリスク管理の安定、成長、認知の証といえます。」
アマナ・タカフルは20年間にわたり、スリランカにおけるイスラム保険の旗振り役として、あらゆるセクターにサービスを提供してきました。イスラム保険は、連帯と相互信頼の精神の下で人々を団結させるという考え方に基づいています。
同社は創設以来、既存の競合事業者との競争の中で、イスラム保険の考え方による地位固めに成功しました。イスラム保険の草分けとして、現在では38の支店を運営し、今後も国内の顧客へのサービス向上のため、一層拡大していく予定です。社会のあらゆる層の顧客へのサービス普及を続け、利便性や信頼性が高く、価格も手頃、そして革新的かつ先進的な保険商品を提供しています。「すべての人に開かれた」サービスを提供するというコミットメントの下、同社ネットワーク全体に他民族チームを展開し、すべてのコミュニティに働きかけるようにしています。
写真：スリランカ・ミラービジネス（Mirror Business）紙
