この度、コープ共済連、JA共済連、全労済の3団体がホストとなって、『AOAセミナー』を東京で開催することとなりました。ホスト団体より、アジア・オセアニア各地からご参集のAOA会員団体の皆さまに歓迎のご挨拶を申し上げます。
四季の移ろいがはっきりと感じられる日本では、秋は最も美しい季節といわれています。木々は鮮やかに色づき、空が高まり風も快い秋は、芸術やスポーツのイベントが多く開催されます。また、「収穫の秋」や「実りの秋」と呼ばれ、秋ならではの味覚を堪能できるグルメシーズンでもあります。このような素晴らしい季節に皆さまをお迎えできることを非常に光栄に存じます。ぜひ、この美しく美味しい季節を、東京と視察先の群馬でお楽しみいただきたいと思います。また、情報交換や率直なディスカッションを通して、たくさんの「実り」が生まれれば幸いです。
さて、昨年10月、ミネアポリスにおいて『ICMIF総会』が開催され、世界35カ国から約280名、アジア・オセアニア地域から50名が参加しました。この総会を通じて、進展する「デジタル化」への対応や、新しい消費行動をとる「若年層」へのアプローチが必要不可欠であることが認識されました。
その意味で、本セミナーは、先の『ICMIF総会』のアジア・オセアニア版を目指したものであるといえます。
同じ目的を共有する仲間同士が、協同組合保険・共済団体が直面している課題を認識し、共に学びあい、可能性を広げあうネットワークを築く機会は非常に貴重なものです。
この『AOAセミナー』が、ご出席の皆さまにとって有意義なものとなり、それぞれの国で「よりよい社会」を築いていくための大きなステップとなることを祈念いたします。
2016年10月吉日